こんにちは、Yukaです。
ラオスの楽園?ラオスの秘境地?いろんなあだながあるシーパンドン(ドン・デッド)。
ラオスで行き交うバックパッカーたちが訪れているのを見て、私も気になり、行ってみました。
第一印象は、「不思議な癒し空間」。
何か特別なものがあるわけではないのに、沈没したくなる場所です。
バックパッカー用語の「沈没」とは、旅行中にある場所に長期間滞在してしまうという意味です。もともとは短期滞在の予定だったのが、その場所の居心地の良さやリラックスした雰囲気に魅了されて、次の目的地に移動する気が起きなくなり、結局その場所に「沈没」してしまうのです。
今回はそんなラオスのシーパンドン(ドン・デッド)について、魅力から交通手段までシェアします!
東南アジア好き女子バックパッカー。現在はグローバル企業の管理職をしています。
趣味は海外旅行で、大学時代から社会人になった今でもよく海外に行きます。
ブログを通してグローバルに生きたい人、海外に行きたい人を応援しています!
こんな方におすすめ!
- みんなが行かないような、秘境に行きたい方
- 暮らすように旅したい方
- 東南アジア旅が好きな方
ラオスのシーパンドン(ドン・デッド)ってどんなところ?
シーパンドンはラオス南部のメコン川にある「4000の島々」を意味するエリアで、ラオスの中でも特に自然が豊かで穏やかな場所として知られています。この地域にはさまざまな島が点在しており、その中でも観光客に人気があるのがドンデッドやドンコーンのような島です。
中でもドンデッドは、バックパッカーに人気のある島で、宿泊施設やレストランが多いです。
シーパンドン全体はのんびりとした雰囲気があり、特にバックパッカーが沈没しに訪れます。
1990年代から2000年代にかけて、ラオスは観光を発展させ、シーパンドンもその一部として、バックパッカーや自然を楽しむ旅行者に人気の場所になりました。
今でもシーパンドンの島々には、昔ながらの素朴な生活と美しい自然が残っており、過度にリゾート化されることなく、伝統的な暮らしと観光が一緒に存在しています。
島の多くはまだ手つかずの自然が残っていたり、島内には鶏や牛が歩いてて、探検がとても楽しいです。
島々は大きくないので、レンタル自転車で散策している人が多く見受けられます。
まだまだ日本人には知られていないので、旅行者はほぼ欧米人。もともとフランス領ということもあり、フランス人の旅行客が一番多いイメージです。
ラオスのシーパンドンが人気な理由
シーパンドンは正直言って、特別なものはない印象です。
インフラは整っているわけではないですし、大きなショッピングモールや近代的な施設はありません。
そのため、派手な観光地やアクティブなアトラクションを求める人にとっては「何もない」場所かもしれません。
では、なぜシーパンドンはバックパッカーに人気なのでしょう?
それは、「何もない」からこその魅力があるからだと思います。
シーパンドンは、手つかずの自然が広がり、メコン川の美しい風景や緑豊かな島々の景色を楽しむことができました。
都会から離れ、のんびりとした時間を過ごすのが好きな人にとって、これこそが「楽園」のように感じられます。
自然はもちろん、面白いことに宿やレストランにも、ハンモックや雑魚寝ができるようになっていて、まるで「まあまあ、一旦のんびりしなよ」と言われているような気分になります。
街全体の時間の流れがとてもゆっくりしており、そんな雰囲気に癒されます。
だからこそ、一度訪れると沈没するバックパッカーが多くいるのだと思います。
その雰囲気が気に入ってしまい、シーパンドンにあるレストランや宿で働きながら長期で滞在する欧米人にも出会いました。
南ラオスでは、乾季(11月〜4月)が、ドンデッドやシーパンドンを訪れるのに最も快適で観光に適した時期です。晴天が続き、アクティビティも楽しみやすく、旅行のピークシーズンとなります。日中の気温は25~30度と夏の気候で、夜は20度くらい涼しくなることもあるそうです。
シーパンドンでのアクティビティ
シーパンドンには何もないと言いながらも以下のアクティビティができます。
サイクリング
シーパンドンの主な島、特にドンデッドやドンコーンは島全体が平坦で、自転車を借りて島を回るのにちょうどよい大きさです。田舎の風景、伝統的な村の様子、メコン川沿いの美しい景色を楽しみながら、のんびりとサイクリングをすることができます。島内の移動手段としても便利です。
カヤックツアー
メコン川をカヤックで探検するのは、シーパンドンの人気アクティビティの一つです。川の流れに沿って周辺の島を巡りながら、自然や川岸の風景を満喫できます。運が良ければ、メコン川に生息するイラワジイルカ(淡水イルカ)を見ることができるかもしれません。
ボートツアー
地元のボートを利用して、メコン川の島々を巡るアイランドホッピングツアーもあります。ボートツアーでは、より広範囲の島々を一日で効率よく巡ることができますが、中には島々を巡りながら、お酒や音楽を楽しむパーティー系のツアーもあり、欧米人のバックパッカーには人気です。
イルカウォッチング
シーパンドンでは、希少なイラワジイルカを見るためのツアーが行われています。特にカンボジアとの国境に近いエリアで、イルカを見るチャンスがあり、ボートやカヤックを使って川に出てイルカを観察します。
ビーチでのんびり
島の中には川や湖のまわりに小さなビーチが点在しています。そこでは水着姿で日光浴をしながらのんびりする旅人が多くいます。ちょっとのんびりしたい時はビーチに行ってみるのも良いかもしれません。
ドン・デッドの中心部には、ツアーを予約できるお店がたくさんあります。カヤックやボートツアーを希望する方は、そこで予約をしましょう。特に、早朝出発のツアーが多かった印象です。
シーパンドンまでの行き方
①パクセーまで移動
シーパンドンに行くには、まずラオス南部のパークセー(Pakse)まで移動する必要があります。
飛行機: パークセーには空港があり、ラオス国内の首都ビエンチャンや他国の都市(タイやカンボジアなど)からの便があります。
バス: ビエンチャンからパークセー行きの夜行バスやVIPバスがあります。所要時間は10~12時間程度です。
②パクセーからナカサンにバスで移動
パクセーからナカサンのフェリー乗り場に向かいます。ナカサンまではバスやミニバンを使って行くのが一般的です。
バスやミニバンは宿泊施設や街にある旅行代理店で予約が可能です。所要時間は約3~4時間です。
③ナカサンからシーパンドン(島)にフェリーで移動
ナカサンからシーパンドンまでのフェリーは定期的に運行されていて、頻繁に出ています。
多くの場合、朝から夕方にかけて運行されることが多く、観光シーズンにはさらに便数が増えることもあります。乗り場の近くでチケットを購入するか、宿泊施設で予約が可能です。
フェリーの所要時間は、通常約10〜20分です。
まとめ
シーパンドンは、観光地化されているとはいえ、まだラオスの田舎の生活や自然が豊かに残るエリアです。
静けさや自然の美しさ、そして滝やイルカといった特別な体験ができるため、多くの旅行者にとって「隠れた楽園」として愛されています。
思わず、ずっと変わらずこのままであり続けてほしいと思ってしまいます。
みんなが行かないような秘境に行ってみたい方は、ぜひ行ってみてください。