「旅に出たいけど、航空券が高すぎる・・・」「旅慣れた人はどうやって安い航空券を探しているの?」と感じたことはありませんか?
実は、ちょっとしたコツと工夫で、びっくりするほど安く航空券を手に入れることができます!
この記事では、バックパッカーや旅好きさんに向けて、航空券を安く購入するための基本知識から、具体的なテクニックまでをわかりやすく解説します。
LCCの使い方や比較サイトの活用方法、狙い目の時期など、すぐに使える実践的な情報ばかり。
「航空券が安い=旅に行けるチャンスが増える」ので、ぜひチェックしてみてください!
- 航空券をできるだけ安く買いたい、旅費を抑えたい方
- 周りの人と比べて損したくない方
- 「旅行上手な人になりたい」という憧れがある方
航空券を安く買うための前提知識
近場の旅行はLCC(格安航空会社)を利用しよう
飛行機にはFSA(フルサービスエアライン)とLCC(ローコストキャリア)の2種類がありますが、東南アジア等の近場あれば基本的にLCC、いわゆる格安航空券を購入します。
格安航空会社(LCC)は、サービスを最小限に抑えることで低価格の航空券を提供している航空会社です。
機内食や預け荷物、座席指定などが有料オプションになることが一般的。
項目 | LCC(格安航空会社) | FSC(フルサービスキャリア) |
---|---|---|
航空券の価格 | 安い | 高め |
機内サービス | 最小限(食事・飲み物なし) | 食事・飲み物などが無料で提供 |
荷物 | 基本は有料(機内・預け荷物) | 機内持ち込み・預け荷物が無料のことが多い |
座席指定 | 有料が多い | 無料でできる場合が多い |
※航空会社によってサービス内容は異なる場合があります。
LCCでも、出発前にスマホにNetflixの映画をダウンロードしたり、お菓子や軽食を持ち込んだりすれば、特に不便を感じることなく過ごせます。また、夜の便を選べば、機内で寝て移動できるので、時間を有効に使えます。
旅行先を決める前に航空券をチェックする
「どうしても行きたい国がある!」という強い希望がない場合は、航空券が安い国を旅先に選ぶという方法もおすすめです。行き先にこだわらなければ、その分お得な航空券を見つけやすくなります。
航空券の価格を比較するには、スカイスキャナーやGoogleフライトなどの比較サイトを活用しましょう。希望の出発月を記入するだけで、航空券が安い国を簡単に調べることができます。
スカイスキャナーを利用して航空券が安く購入できる国を探す
公式サイトのトップページ から「すべての場所から探す」をクリック。

すると、翌月に安く行ける国の一覧が表示されます。出発地や月を変更したい場合は、画面上部にある検索マーク
をタップしてください。
Googleフライトを利用して航空券が安く購入できる国を探す
公式サイトのトップページ で出発地のみを入力し、検索

すると、画面を見ながらさまざまな目的地へのフライト料金を比較できます。

最初はアジア周辺のみが表示されていますが、地図をズームアウトしたり、ヨーロッパ方面に移動させたりすることで、他の地域の国とも比較が可能です。
旅行する月や日程がすでに決まっている場合は、カレンダーマーク
をクリックして変更してみてください。日程を固定せずに最安値で探すのがコツ
航空券の価格は、出発日によって大きく変動します。そのため、日程にある程度の柔軟性を持たせ、最初から日付を固定せずに最安値に合わせて日程を決めるのが、安く航空券を買うポイントです。
SkyscannerやGoogleフライトでは、出発日を柔軟に変えながら価格を比較できます。カレンダーやグラフで最安値をチェックし、自分のスケジュールとバランスを取りながら、お得な日を選びましょう。
スカイスキャナー
Googleフライト


航空券を安く買う方法|具体的な7つのコツ
航空券を安く買うための具体的な7つのステップはこちら。
- 比較サイトはスカイスキャナーかGoogleフライトを使おう
- 航空券の予約は2ヶ月以上前が基本
- 火曜・水曜・木曜に予約するのがおすすめ
- 出発日は火・水・土が狙い目
- 日本の大型連休・旅先のハイシーズンを避ける
- 直行便だけでなく、乗り継ぎ便も視野に入れる
- 価格アラートを活用して安値を見逃さない
それぞれ詳しく説明していきます。
比較サイトはスカイスキャナーかGoogleフライトを使おう
冒頭でもご紹介した通り、航空券を探す際は Skyscanner(スカイスキャナー) または Googleフライト などの比較サイトを活用しましょう。どちらも世界中の旅行者に利用されている、信頼性の高い航空券検索サービスです。


どちらを使うかは、操作しやすい方でOKです。

私は昔からずっとスカイスキャナーを利用しており、今でも航空券探しでは欠かせない相棒です!
この2つのサービスは、いずれも「比較サイト」です。そのため、このサイト上で直接航空券を購入するのではなく、航空券を最も安く購入できる予約サイトへと誘導してくれる役割を持っています。
航空券の予約は2ヶ月以上前が基本
「航空券は◯ヶ月前に予約すると安い!」という情報、ネットでよく見かけますが、記事によって内容がバラバラで戸惑いますよね。
実際のところ、いつ予約するのが最も安いかは、行き先や季節によって異なります。一概に「この時期がベスト」とは言い切れません。
ただし、旅慣れた人たちの共通認識として「1ヶ月前は遅すぎる」という声が多いのは事実です。そのため、航空券の予約は基本的に2ヶ月以上前に済ませるのがベスト!



私自身も、だいたい2〜3ヶ月前に航空券を予約することが多いです!
火曜・水曜・木曜に予約するのがおすすめ
実は、航空券の「予約する曜日」によって価格が変動するのをご存じですか?
航空券の予約は、火曜日・水曜日・木曜日に行うと、最大で10〜15%安くなることがあります。
その理由は?
- 多くの人が週末に航空券を検索・予約するため、週末の価格は全体的に高くなりがち。
- 航空会社が月曜日にセールを開始し、それに対抗して他社が火〜木にかけて値下げを行う傾向があるため。
そのため、週の中頃に航空券を予約するのが最もお得に買えるタイミングと言えるでしょう。
出発日は火曜・水曜・土曜が狙い目
航空券の価格は、「いつ出発するか」でも大きく変わります。
出発日を火曜日・水曜日・土曜日に設定すると、最大20%ほど安くなるケースもあります。
これは、これらの曜日がビジネス客にも観光客にも人気が低く、需要が少ないため価格が下がる傾向にあるからです。
一方で、金曜日出発・日曜日帰りは週末旅行に人気のため、航空券は高額になることが多いです。
できるだけお得に旅をするためには、休暇を周りとずらすことがポイントです!
日本の大型連休・旅先のハイシーズンを避ける
航空券の価格は、多くの人が旅行するタイミング=繁忙期に大きく値上がりします。
たとえば、以下のような日本の連休・大型休暇シーズンは、航空券が特に高くなるので注意しましょう。
ゴールデンウィーク(4月末〜5月初旬)
夏休み(7月下旬〜8月)
年末年始(12月下旬〜1月初旬)
このような時期は、航空券の需要が急増するため価格も上昇します。
逆に、旅行のオフシーズン(閑散期)を狙えば、航空券をかなり安く購入することができます。
以下は、航空券が安くなりやすい「国際線の狙い目時期」です。
時期 | 特徴 |
---|---|
1月中旬〜2月上旬 | 正月明け+春節前。価格が最も安いシーズン |
5月中旬〜6月中旬 | ゴールデンウィーク明け。欧米・アジア路線が狙い目 |
9月中旬〜10月中旬 | 夏休みと秋の連休の間で、全方面で安くなる傾向 |
11月中旬〜12月中旬 | 年末年始前の空白期間。価格がぐっと下がる |


旅行先によっても、航空券の価格は季節で大きく変わるため、渡航先の「繁忙期・閑散期」もチェックします。
ヨーロッパ:冬は観光客が少なく、航空券が安くなる傾向。
東南アジア:雨季(5月〜10月頃)は旅行者が減るため、航空券もホテル代も安め。
とはいえ、寒すぎる季節や雨の多い時期に旅行するのはちょっと気が進まない…という方も多いですよね。
そこでおすすめなのが繁忙期に入る前と終わり頃を狙うのがお勧めです。
例えば東南アジアだとこんな感じ↓
東南アジア 各国のハイシーズン&狙い目時期一覧表
国・地域 | ハイシーズン (観光ピーク) | ハイシーズン前後の おすすめ時期 | コメント |
---|---|---|---|
タイ | 11月〜2月(乾季) | 10月・3月 | 10月は雨季明けで気温も落ち着く。3月は暑くなるが観光客が減り、料金が安め。 |
ベトナム(北部) | 10月〜4月(乾季) | 9月・5月 | 9月はまだやや暑いが徐々に快適に。5月は夏直前で落ち着いた観光ができる。 |
ベトナム(南部) | 12月〜4月(乾季) | 11月・5月 | 5月は雨季直前でまだ快適。観光客も少なく、穴場感あり。 |
カンボジア | 11月〜2月(乾季) | 10月・3月〜4月前半 | 10月は雨が減り始める時期で、遺跡巡りが快適。3月はやや暑いが料金安め。 |
ラオス | 11月〜2月(乾季) | 10月・3月 | 山間部は冷え込むが、観光にはベストシーズン直前後が狙い目。 |
直行便だけでなく、乗り継ぎ便も視野に入れる
航空券は、直行便よりも乗り継ぎ便(経由便)の方が安くなる傾向があります。
費用を少しでも抑えたい方は、乗り継ぎ便も視野に入れて検索してみるのがおすすめです。
ただし、注意点もあります。
乗り継ぎ便を利用する場合、最低でも1時間半以上の乗り継ぎ時間が必要です。
たまに「格安航空券」として、乗り継ぎ時間が1時間以下の便が表示されることもありますが、乗り継ぎに失敗するリスクが高まるので注意しましょう。
実際に利用する空港での乗り継ぎ時間がどれくらいかかるのかを知りたいときは、「〇〇空港 乗り継ぎ」などのキーワードでGoogle検索してみましょう。ブログや旅行記、体験談の記事がたくさん見つかるので、リアルな情報を参考にすることができます。
価格アラートを活用して安値を見逃さない
旅慣れてきた方には、Skyscanner(スカイスキャナー)やGoogleフライトの「価格アラート」機能の活用がおすすめです。
スカイスキャナー:「プライスアラートを受信」
Googleフライト:「料金のトラッキング」
これらの機能を使うと、航空券の価格が変動したタイミングでメールやアプリで通知が届くため、安くなった瞬間に購入することができます。
ただし、検索した時点の価格がすでに最安値である可能性もあります。そのため、必ず価格が下がるとは限らず、少しギャンブル性もあるという点には注意が必要です。
旅行に不慣れな方は、価格アラートで一喜一憂するよりも、火曜・水曜・木曜などの狙い目の曜日に検索し、その時点で納得できる価格で購入する方法の方がストレスが少なく、安心して準備ができます。



私自身も価格アラートは逆にストレスになってしまうため、あまり利用しません。
航空券を予約するときの注意点
乗り継ぎ便は1時間半以上の余裕を確保しよう
安い航空券を探していると、直行便ではなく乗り継ぎ便が多く表示されることがあります。もちろん、乗り継ぎ便の方が安くなる傾向があるのですが、乗り継ぎ時間には注意が必要です。
基本的には最低でも1時間半以上の乗り継ぎ時間があると安心です。ただし、空港によっては2時間ほど余裕があった方が良い場合もありますし、逆に小さな空港では1時間以内でもスムーズなこともあります。
不安な場合は、事前に「〇〇空港 乗り継ぎ」などのキーワードでGoogle検索してみましょう。ブログや体験談が多く見つかるので、リアルな情報をもとに判断できますよ。


LCCは荷物・座席指定など追加料金に注意
LCC(格安航空会社)は、預け荷物・座席指定などのサービスがすべて有料というのが基本です。
たとえば、以下のような項目は別料金になります:
預け荷物(スーツケース)
座席指定(窓側・通路側など)
飲み物や機内食
あらかじめこうしたサービスが必要と分かっている場合は、フルサービスキャリア(FSC)を選ぶか、LCCの公式サイトから予約するのがおすすめです。
また、LCCの航空券をTrip.comなどのオンライン旅行代理店経由で購入する場合は要注意。
荷物追加や座席指定のオプション料金が割高になることがあります。
最終決済金額を確認しよう
検索結果で「この航空券、めちゃくちゃ安い!」と思っても、表示されている価格は“基本料金”のみというケースがほとんどです。
実際に購入手続きに進むと、以下のような追加料金が発生することがあります:
税金・空港使用料
発券手数料
サービス料や支払い手数料
結果的に「最終的に全然安くなかった…」ということも。
購入前には必ず、最終画面で“合計金額”をチェックしてから決済しましょう。
時差と到着時間をチェック
特に国際線では、時差の関係で思っていたよりも到着が遅かったり早朝だったりすることがあります。
以下のようなケースには注意が必要です:
深夜到着で、治安が不安なエリアだった
到着が早すぎて、ホテルのチェックインまで時間をつぶす必要があった
公共交通機関が動いておらず、移動手段に困った
こうしたトラブルを避けるためにも、航空券を選ぶときは「何時に到着するか」だけでなく、時差・到着後の交通手段・ホテルのチェックイン時間も合わせて確認するようにしましょう。
まとめ|旅慣れた人の航空券の選び方
航空券は、旅の中でもっとも大きな出費のひとつ。でも、ちょっとした知識とタイミングの工夫で、驚くほどお得に購入できます。
今回ご紹介したように、
- LCCを上手に使う
- 比較サイトで安い日程を探す
- 予約する時期や曜日を意識する
- 渡航先のベストシーズンを見極める
といったポイントを押さえれば、今よりずっと気軽に旅へ出られるようになります。
「お金がないから旅行できない」と思っている方こそ、まずは航空券の探し方を見直してみてください。
コツさえ掴めば、行ける世界がぐっと広がりますよ!