ワーホリの準備はいつから始めるべきか、何をすれば良いのか悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
ただの海外旅行とは違って、ビザや保険、住まいの手配など、やることがたくさんですよね。
この記事では、私自身の体験をもとに、ワーホリ準備を「6ヶ月前・3ヶ月前・1ヶ月前」に分けて、ステップごとにわかりやすく解説していきます。
「何から手をつければいいのかわからない…」という方も、この記事を読めば今日から動き出せるはず。
最後にはワーホリ前のよくある不安に関して私がお勧めする解消方法も記載しています。
それでは、一緒に準備スタートしていきましょう!
- 初めてワーキングホリデーに挑戦する人
- ワーホリに行きたいけど、いつから準備を始めたらいいか分からない人
- ビザ申請や保険、航空券など、手続きの流れを把握しておきたい人
- 忙しくてギリギリまで準備できなそうな人
- ワーホリ直前に「これ忘れてた!」と後悔したくない人
ワーホリの準備はいつから始める?

結論から言うと、ワーホリの準備を始める時期として、出発の6ヶ月前が理想的です。
6ヶ月前から準備を始めることで、ビザの申請や語学力の準備、海外保険の選定、航空券の手配、現地での住まい探しなど、重要な手続きを余裕を持って進めることができます。
国によっては、ワーホリビザが先着順だったり、申請から承認まで3ヶ月以上かかるという場合もありますので、自分が行く予定である国ビザ情報に関しては事前に調べておくと良いでしょう。
ワーホリ出発までの準備ステップ【6ヶ月前・3ヶ月前・1ヶ月前】
ここからはワーホリに必要な準備を段階に分けてシェアしますが、まずリストで見るとこんな感じです。以下に一つ一つ詳しく解説をしています。
6ヶ月前
- パスポートの更新
- 海外保険の手配
- ビザの申請
3ヶ月前
- 健康診断・歯科診断
- 会社に退職を伝える
- 日本の賃貸住宅の退居準備
- クレジットカードやプリペイドカードの作成
- 航空券の購入
- 渡航先での滞在先の確保
1ヶ月前
- 電気、ガス、水道、Wifi等の解約
- 郵便転送サービスの登録/各種サービスの登録住所変更
- 海外転出届
- 住民税関連の手続き
- 国民年金関連の手続き
- 国際運転免許の取得
- スマホのSIMカード変更
その他
- NISA口座の管理
- 不要なサブスクの解約
- 美容院
6ヶ月前
パスポートの更新
ビザを申請するにあたり、パスポートは必須です。
ワーホリ中に有効期限が切れないかを確認し、必要であれば役所で更新をしましょう。
海外保険の手配
海外保険を申し込まないと、ワーホリビザの申請ができないことがほとんどです。
ビザの申請を始めると同時に、海外保険を探しましょう。
私が利用したケアコンセプト(Care Consept) は、実際の保険料を払っていなくても申請をするだけで海外保険加入の証明書をダウンロードできました。
ビザの申請
ワーホリに行くには、ワーキングホリデービザが必要になります。
ワーホリビザの審査にかかる期間や必要な書類等は渡航先によって異なるため、事前に調べて余裕を持って申請しておくと安心です。
一般的には、パスポートの他に海外保険加入証明や銀行の残高証明が必要になることが多いです。
3ヶ月前
健康診断・歯科検診
慣れない海外で病気になるのは不安ですし、海外では医療費が高額になる可能性があるため、海外渡航前は健康診断と歯科検診を受けておくことをお勧めします。
私の場合は、会社の退職前にちょうど健康診断があったのでそれを受け、歯医者では検診をうけてクリーニングをしてもらいました。
特に歯医者は海外では高額になると言われてますので、必ず検診に行具ことをお勧めします。
また、もし普段使用している常備薬等あれば、病院で準備をしておくと安心です。

私はいつも皮膚科で肌荒れのお薬をもらっているので、渡航前に大量の薬をもらっておきました。
会社に退職を伝える
渡航時期が確定したら、会社へ退職の意思と退職希望日を伝えます。
一般的には会社によって「退職する際は⚪︎ヶ月前までに紙面にて伝えること」等の規則がありますので、必ず確認し、余裕を持って伝えておくと良いでしょう。



私の場合は退職の2ヶ月前に伝えました。
日本の賃貸住宅の退去準備
一人暮らししている方は、賃貸住宅の退去準備をします。個人的にはここが一番大変だと感じました。
まずは大家さんまたは管理会社に退去の旨をお伝えします。一般的には最低1ヶ月前までに知らせなければいけないところがほとんどですが、賃貸管理会社によっても異なるため事前に確認しましょう。
それから実家に送る荷物がある方は、送る荷物の選択をし、引越し業者を探します。



私はいろんなサービスと比較しましたが、アートセッティングデリバリーの単身向け引っ越しサービス が一番安かったので、それを利用しました。
送らない荷物はメルカリやジモティーで売ったり譲ったりするか、粗大ゴミで出します。
ほとんどの場合は粗大ゴミは予約が必要で、繁忙期だと予約が1ヶ月後になる可能性もあるので、余裕を持って計画しておくと良いです。
クレジットカードやプリペイドカードの作成
自分が普段使っているクレジットカードやプリペイドカードの有効期限や海外利用の評判等を確認しておきましょう。
もしワーホリ期間中にクレジットカードやプリペイドカードの有効期限が切れてしまう場合や、持っているカードの海外利用の評判が悪い場合(すぐに海外利用ロックされてしまう等)は別のカードを作成して持って行くことをおすすめします。
私が海外利用でおすすめしているカードはエポスカードとRevoluteカード。どちらも入会費や年会費が無料で、社会人はもちろん学生でも簡単に作成することができます。以下にお勧めポイントをまとめてみましたので、参考にしてみてください。
- 海外旅行保険付帯カードで、補償内容も充実している
- 海外で利用してもロックされにくい
- クレジットカードだが、大学生でも審査に通りやすい
- 海外キャッシングが可能


- 為替手数料が平日無料(週末は0.5~1%)なのでお得に決済が可能
- 月5万円(または€200)まで手数料が無料でATMから現地の通貨を引き落とすことができる
- プリペイドカードなので必要な金額だけ口座に入れておくことができ、安心
- アプリ内でリアルタイムで両替ができるので、リアルタイム為替レートで両替できてお得
航空券の購入
渡航日が決定したら、航空券を購入しましょう。だいたい3ヶ月前が最安値で購入できるチャンスです。
帰りの飛行機はまた帰国日が近くなったら考えれば良いので、渡航先までの片道分をゲットしましょう。



私はいつもSkyscanner を使って安い航空券を探します。
渡航先の滞在先の確保
渡航した後は、アパートやシェアハウスを見つけるまではホテルやゲストハウスに滞在することになる方が多いかと思いますので、こちらも探しましょう。Booking.com 、Agoda 、Airbnb などを使用すると良いと思います。
最初の1ヶ月はアパートを見つけるまでホームステイをするという人もよく見かけます。
個人的には安心して海外生活をスタートできるという面でとてもおすすめです。ホームステイ先は留学エージェントを通して見つけると良いでしょう。
1ヶ月前
電気、ガス、水道、Wifi等の解約
賃貸住宅の退去に伴って、電気やガス、Wifiの解約を忘れずに行いましょう。
郵便転送サービスの登録/各種サービスの登録住所変更
こちらも賃貸住宅の退去に伴って、郵便局の郵便転送サービスを使い、郵便物を実家に転送する手続きをしました。
手続きは郵便局の公式サイト から可能です。
また、郵便転送サービスは届出から1年間のみ有効です。そのため、帰国後のことを考えて、銀行、クレジットカード、証券会社等に登録してある住所もすべて実家に変更しておくと安心でしょう。
海外転出届
渡航日の14日前になったら役所で海外転出届を出します。
1年未満の渡航であれば海外転出届は提出しなくてもよいのですが、提出することによって、国民健康保険や国民年金、住民税の支払い義務がなくなります。
自治体によって手続き方法が違う可能性があるので、事前に確認をしておきましょう。



私の場合は、マイナンバーカードを持って市役所に行って簡単に手続きが完了しました。
また、最近はマイナンバーカードも国外で引き続き利用できるようになったようです。その手続きも役所で可能。渡航後に何か日本での公的な手続きが必要になった際に、便利ですよね!
住民税関連の手続き
住民税は1月1日に住民登録をしてる市区町村に対して、前年分の所得に課税されるものです。
ということは、1月1日以降に海外移住をする場合は、その年の6月に請求される住民税(6月〜翌年5月分)を支払わなければいけません。
例えば2025年4月からワーホリに行く場合、2025年4~5月分はもちろん、2025年6月〜2026年5月までの住民税納税義務が発生します。
海外にいる間は、納税代理人を立てるか口座振替を選択できます。
こちらも海外転出届を提出しに行く際に、一緒に手続きが可能です!



ちなみに、私は口座振替にしました。
国民年金関連の手続き
海外に移住しても、国民年金には任意で加入することができます。
ただし、加入しない期間があると、その分だけ将来の年金受給額が減ってしまいます。
任意で加入したい場合は、日本にいる家族や知人が代わりに納付するか、口座振替で支払う方法があります。
国際運転免許の取得
渡航先で運転する可能性がある方は、国際運転免許を取得しておくと便利です。
取得は簡単で、運転免許センターや指定の警察署で手続きが可能で即日発行されます。手数料は3,000円ほど。
私は長期留学した際に車を運転して旅行に出かけることが多く、取得して良かったと感じたので、ワーホリ時も念のため取得しておきました。
スマホのSIMカード変更
海外にいる間は現地のSIMカードを利用することになりますが、日本の電話番号はとっておきたいですよね。
しかし、電話番号のために毎月高額な支払いを避けるためにも格安SIMに変更しておくと良いでしょう。
海外に行く人の中で人気なのが、楽天モバイルの880円(税抜)のプラン 。安い上に、追加料金なしで2GBまでは海外でもそのまま使えちゃうんです。
楽天モバイルのこのプランをeSIMとして持っておけば、日本の電話番号を保持できると同時に海外でもいつでも2GB使うことができるので、お得ですよね!
その他必須ではないけどやっておいてよかったこと
NISA口座の管理
使用している証券会社によって規定が違う可能性もありますが、基本的には海外滞在期間が1年以下の場合は、NISAも引き続き利用することが可能な場合が多いです。
私自身も渡航後も引き続き利用していますが、退職して収入が一時的にないということもあり、積み立て金額の調整をしています。
サブスクの解約
日本を離れることで利用できないサービスのサブスクは解約しておきましょう。
わかりやすい例で言うと、TverやUnextは海外からのアクセスができません。
また、私はマネーフォーワードという家計簿アプリのプレミアムプランを利用していたのですが、日本の口座やクレジットカードをしばらく動かす予定がなかったことから、一時的に解約しました。
美容院
渡航先によっては美容院がとても高いことがあります。私の渡航先、スウェーデンは基本的に物価が高い上に、日本人美容師さんもいないということで、渡航直前に美容院に行っておきました。
初めてのワーホリ、みんなの不安とその乗り越え方
現地で孤独にならないか心配…どう乗り越える?
海外に留学やワーホリに行く方の中で、現地で友達ができるか、孤独に耐えられるか等、心配な方も多いかと思います。
特にワーホリの場合は仕事が見つかるまでなかなか友達ができないですし、留学に比べて孤独な方を多く見かける印象です。
ワーホリの目的にもよりますが、現地で孤独を避けたい方は、最初は語学学校に入ったり、ホームステイをすることがお勧め!
週末に一緒に出かける友達や家族ができるだけで、かなり不安が和らぎますよ!


英語が話せないけど大丈夫?
安心してください。
海外に住むという点では、英語が話せなくても英単語を使ってなんとか伝えようとする力があれば乗り切れてしまいます!
私は今まで海外滞在中、全然英語が話せない人でも海外をちゃんと楽しんでいるところを何度も見てきました。
しかし、それ以上に楽しみたかったり、ワーホリでちゃんと仕事を見つけたい、現地の人と深い話をしたいという場合は、英語は話せた方が良いでしょう。
自分の英語力に不安を感じるのであれば、今日から英語の勉強を始めてみてください!
海外にいれば勝手に英語が伸びるということはありませんよ!
英語の勉強法は人それぞれですが、私は長期留学前はHello Talkという無料のアプリで外国人の人とチャットや電話をして学んだり、地元の言語交換イベントに参加して、英語に触れる機会を増やして準備をしていました。
ワーホリの目的がまだ曖昧…どう考えればいい?
ワーホリの目的がなくて悩む方も多いのかと思います。
正直、私自身も「海外生活をしたい!」という漠然な思いでワーホリを考え始めました。
でもよく考えてみてください。
1年後、海外生活を通して自分がどうなっていたいかを挙げていくと、目的が見えてくるかと思います。
目標が決まったら、その目標を達成するには何が必要かを考え、ブレイクダウンしていくことで、今やるべきことが見えてくると思います。
目的なんて人それぞれだし、人と比べる必要もありません。自分と向き会う時間を作って、素直に考えてみてください。
もし目的なんて考えていなかったという方がいらっしゃったら、1年をより充実なものにするためにもぜひ目的を考えてみてくださいね!
まとめ
ワーホリの準備って、本当にやることが多いですよね。
でも、こうして6ヶ月前から順を追って進めていけば、不安や焦りもグッと減らすことができます。
私自身、準備中は不安なことも多かったですが、一歩ずつ進めていくうちに「自分でもできるかも」と思えるようになりました。
そして何より、「行ってよかった」と思える経験が待っているのがワーホリの魅力です。
準備をしながら、自分のやりたいことや不安に向き合っていく時間も、きっとあなたの糧になります。
さあ、ワーホリへの一歩を踏み出しましょう!