こんにちは、Yukaです。
みなさんはバックパッカーに挑戦したいと思ったことがありますか?
私は大学生時代によくバックパック一つで日本を飛び出し、東南アジアを放浪していました。最初は好奇心と刺激を求めて始めたバックパッカーでしたが、旅から得たものは人生の財産となりました。
日本を飛び出し、たくさんの人と出会い、様々な異文化や価値観に触れることで、自分の見ている世界が大きく変わります。大学時代にバックパッカーで得ることは、みなさんの強みになります。
今回の記事では大学生バックパッカーをお勧めする理由と魅力をご紹介します。
こんな人に読んでほしい!
- バックパッカーに興味がある大学生
- バックパッカーの経験を就職活動に活かしたい
- 大学生のうちに新しいことにチャレンジしたい
グローバル企業の管理職をしている27歳女性会社員。
趣味は旅行で、大学時代はよくバクパッカーをしていました。
社会人になった今でもよく旅行に行きます!
バックパッカーとは?
そもそもバックパッカーの定義は何でしょう?
バックパッカーとは大きなバックパック一つで世界中を旅する人たちのことです。
個人または少人数グループで、低予算、長期で旅する人がほとんどで、旅のほとんどが無計画。どこに行くのか、どれくらいの期間滞在するのか、そこで何をするのかは、その時の気分や、そのとき得た情報、その場所がどれくらい好きかで自由に決めることができます。
目的は人によって様々ですが、例えば以下が挙げられるでしょう。
バックパッカーおすすめの国はアジア諸国です。特にタイやベトナムはバックパッカーの聖地と言われているほど。普段の海外旅行でバックパッカーをあまり目にしない方もいるかもしれませんが、彼らが集まるエリアに行くと欧米系のバックパッカーで賑わっています。
なぜ大学生におすすめ?
大学生にバックパッカーをおすすめしたい理由は3つあります。
1つ目は、大学生にはとにかく時間がたっぷりあるからです。社会人になった今思い返すと、大学生の頃はまるで人生の長い夏休みのようでした。若さというエネルギーもあり、特に長期休みのときは無敵でした。
2つ目は、素敵な仲間に出会えることです。もちろん社会人になってからもバックパッカーをすれば良い出会いがありますが、大学生の頃のように初対面の人と気軽に話せる機会は少なくなります(笑)。バックパッカー仲間は同年代や少し年上の人が多く、大学生のノリでたくさんの人と仲良くなれるのが魅力です。
3つ目の理由は、バックパッカーを通じて、一生使えるスキルを得られることです。アルバイトで自分でお金を稼ぎ、そのお金でバックパッカーをすることは、自己投資だと感じています。詳しくは後ほどシェアします。
また、私がバックパッカーを始めたきっかけについては別の記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
バックパッカーをお勧めする理由と魅力
私が考えるバックパッカーをおすすめする理由と魅力は以下です。
1. 一生役立つスキルが身につく
私はバックパッカーを通して大きく以下の3つのスキルが身についたと実感しています。
行動力
そもそも知らない国に一人で行くことやコンフォートゾーンから抜け出すこと自体、私にとってはとても勇気のいることでした。旅中も「あそこに行ってみたい」「これをやってみたい」という好奇心に従って行動に起こせるかどうかで、得られる経験が大きく変わります。目標を持ち実行する行動力こそ、バックパッカーで得られる大切なスキルです。
コミュニケーション力
私は一人で旅をしていたこともあり、旅中には現地の方とはもちろん、他のバックパッカーと仲良くなりました。こんなに短期間で多くの初めて会う人と話すことは普段できないこと。もともと内向的な性格だったため、毎回新しい場所で新しい人と一から知り合うことはかなりの勇気と体力が必要でした。しかし、繰り返しコミュニケーションを取っていくうちに、全く知らない人に話しかけることや、会話を広げることへの抵抗感が小さくなっていました。誰とでも会話が広げたり付き合えるスキルは、現在もプライベートや仕事で大活躍です。
危機管理能力
危機管理能力とは何かが起きた時に被害を最小限にし、再発防止に備えるスキルです。日本は治安も衛生的にも安全な国。そんな国に比べて海外では、犯罪に巻き込まれたり、食中毒になったりする可能性が高くなります。また、来るはずだったバスや電車が来ないというようなハプニングも少なくありません。バックパッカーは無計画で自由だと思われがちですが、いつも頼りになるのは自分です。このような情報にはアンテナを貼り、常に気をつけています。また実際に何かが起こった時も冷静に試行錯誤して対応できるかが重要です。
2. 視野を広げることができる
バックパッカーでは、様々な国に訪れ、国籍や年齢が様々な人に出会うため、普段触れないような価値観に触れることができます。
周りの人の発言や行動、生き方を見ていると、自分の当たり前や先入観が覆されることが多いです。
例えば、フィリピンで貧しい子供達に食べ物や物資を配給するボランティアに参加したときのことです。
それまで私は「貧しい=悲しい・可哀想」と思っていたのですが、実際にボランティア先で出会う子供たちは十分な食事や教育が得られていないにも関わらず、笑顔で楽しそうに暮らしていたのです。彼らは私の手を引っ張り、決して綺麗ではない街や家を嬉しそうにガイドしてくれました。その時、幸せの形は人によって違うことに気づき、自分の先入観が覆されました。
また、就職活動開始前には、旅先でたくさんのバックパッカーに出会い、様々な生き方があることを知りました。ある人は仕事をしながら旅をして、ある人は30歳になってある程度お金が貯まったところで仕事を辞めて世界一周して・・・当時は就職活動を目前としていたこともあり、自分はどのような人生を送りたいのかを考えすぎて視野がどんどん狭くなっていたのですが、バックパッカーを通して人生のレールは一つではないことや、今が全てではないことを再確認することができました。
バックパッカー中は自分と違う価値観や考え方を持っている人と出会い、多様性に触れることができます。みんな違って当たり前なこと、自分の当たり前はみんなの当たり前でないことがわかると、自分と違う意見や価値観を持った人に出会った時に、心に余裕が生まれ、広い心で相手を受け入れることができるようになりますよ!
3. 安く長く旅ができる
大学生は人生の夏休み。自分の時間を自分の好きなように使える期間です。
社会人になると、「お金があるが時間がない」と言われるように、毎日働く上に休める日数は限られていますし、会社によっては長期休みが貰いにくいところもあります。
それに比べて、大学生は「お金がないが時間はある」と言えるでしょう。
私はよく夏休みや春休みを使って物価が安い東南アジアをバックパッカーし、交通手段や宿をとにかく低予算で抑えました。その結果、すべて込みで1か月10-15万ほどで旅ができてしまいました。
社会人になった今では、金銭面では困らないのですが、とにかく有給日数が限られるため、1年に2回、1〜2週間ほどの旅行に行くのが精一杯です。周りからすると、これでもかなり旅行している方かもしれません。
大学生時代にアルバイトで貯めた貯金はほとんどバックパッカーで使い果たしていましたが、あれだけ時間にとらわれずに自由に世界を飛び回ることができた大学生活は、人生の夏休みだったなと感じますし、自分の好きなように自由に動けるバックパッカー旅ができたことは自慢です。
4. 自信をつけることができる
私が一番最初にバックパッカーをするきっかけとなったのは、大好きだった元彼に振られた時でした。いつまでも引きずり人生ドン底気分で完全に自分に自信を失っていました。そんな自分を客観視した時に、「周りに左右されない強くてカッコイイ人になりたい」「自分で自分を幸せにできる人でありたい」と思ったのです。
一人で旅に出ることは、とても勇気のいることで、楽しいことだけではありません。全て自分で決定し、行動しなければいけません。
しかし逆を言えば、自分の軸を知ることができ、それを持つことにより他の誰にも依存しない自立した人になることができます。それができた時、バックパッカーをした経験は自分にとって大きな自信となるでしょう。
また、バックパッカーをしているとたくさんのチャレンジがあります。
毎回知らない土地に一人で足を踏み入れ、友達を作るために初対面の人に英語で話しかけ、電車の乗り方がわからなかったら誰かにきいたり・・・コンフォートゾーンを抜け出し、自己成長できる環境です。チャレンジを積み重ねて、成功も失敗もひっくるめて楽しい旅ができた時、それは必ず自信へとつながります。
5. 就活でアピールができる
今まで紹介したバックパッカーの魅力のほとんどは、実は就職活動でアピールできることになります。
私自身も採用面接ではよくバックパッカーのエピソードを話していました。
バックパッカーはただの旅行だからアピールにならないのではないかと思われがちですが、実際はそんなことはありません。ただし、バックパッカーをしたこと自体をアピールするのではなく、バックパッカーをする中でどんな困難に遭遇し、どう乗り越え、何を学んだ/得たか、それが現在どう生きているかを具体的に言語化する必要があります。
私自身の場合一人でバックパッカーをする女子大生はなかなかレアだったので、かなり大きいインパクトを残すことができたと思いますし、旅をしたことではなく、そこでの経験で得たことをきちんと伝えて、実際に観光業界の外資企業やグローバルベンチャー企業から内定をもらいました。
バックパッカーのエピソードを上手に使って、就職活動でアピールしてみましょう。
大学生バックパッカーの予算はどれくらい?
海外旅行というと高額なイメージを持っている方が多いかと思いますが、物価が安い東南アジアでバックパッカー旅であれば、10~15万円で2週間も旅ができてしまいます。
どこにお金をかけるかは個人差があるので参考までですがですが、細かくみるとこんな感じです。
- 日本からの航空券(往復):30,000円
- 宿代:15,000円
- 現地での交通費:30,000円
- 食事代:25,000円
- アクティビティ代:20,000円
- その他:10,000円
詳しくは以下の記事が参考になるでしょう。
まとめ
今回の記事では、大学生バックパッカーをお勧めする理由5選を紹介しました。
私自身、大学生という感性が鋭い時に一人でバックパッカーをし、さまざまな文化や価値観に触れられたことは、人生の宝物で、確実に今の自分につながっていると感じています。
少しでも興味があったら、まずやってみること。その一歩がみなさんの強みを増やしていくことになります。
せっかくの大学生活、後悔のないよう、ぜひたくさんのことにチャレンジしてみてください。