「一人で海外なんて不安…でも行ってみたい!」「自分らしい特別な体験がしたい」
そんなふうに思っていませんか?
東南アジアは、一人旅デビューにぴったりのエリア。
物価が安くてごはんも美味しく、現地の人もフレンドリー。旅人同士の出会いも多く、ひとりでも十分に楽しめる国ばかりです。
私の初めてのバックパッカー一人旅は東南アジアでした!
この記事では、初心者でも安心して楽しめる国から、ちょっと冒険したい人向けの国まで、東南アジア一人旅のおすすめ国をレベル別に紹介します。
「初めてのひとり旅、どこに行こう?」と迷っている方は、ぜひ参考にしてください!

フリーランスとして働きながら、スウェーデンに滞在している旅好きアラサー女子。旅と暮らし、どちらも大事にしながら、「自由になるための旅」を発信しています!
- 東南アジアに興味はあるけど、どの国を選べばいいかわからない
- バックパッカーの雰囲気を体験してみたい!
- 気軽に行けて、海外っぽさや異文化を楽しめる場所を探している
- 一人旅でも出会いや交流が楽しめる国に行きたい
東南アジアで一人旅におすすめの国2選【初心者向け】
タイ|一人旅でも安心な王道スポット


「微笑みの国」と呼ばれるタイは、その名の通り、おおらかで陽気な人が多い国。私も旅の途中で現地の方にご飯をごちそうになったことがあるほど、人との距離が近く、あたたかさを感じられます。そんなフレンドリーな空気だからこそ、初めての東南アジア一人旅でも安心して訪れることができます。
さらに、タイはごはんがとにかく美味しい!パッタイ、ガパオライス、カオマンガイなど、屋台で手軽に本場の味を楽しめます。もしタイ料理特有の香りや辛さが苦手でも、シンプルなチャーハンや焼きそばのような料理もあるので心配いりません。
中でもバンコクは、東南アジア屈指の大都会。活気あるナイトマーケットや屋台街から、近代的なショッピングモールやおしゃれなルーフトップバーまで、楽しみ方は無限大。自分のペースで好きなように過ごせるので、一人旅でも居心地よく過ごせる街です。
タイの基本情報
首都:バンコク(Bangkok)
公用語:タイ語(Thai)
通貨:タイバーツ(THB)
時差:日本より2時間遅れ(UTC+7)
季節:暑季3~5月、雨季6~10月、乾季11~2月)
ベストシーズン:乾季(11月~2月)
宗教:仏教(上座部仏教)が約90%以上
ビザ:日本人は30日以内の観光ならビザ不要
治安:比較的安全だが、スリやぼったくり、観光地での詐欺に注意
バックパッカーに人気の町


バンコク
タイの首都で、観光・グルメ・ショッピングすべてがそろう王道の街。移動は電車やGrabでスムーズ、一人旅でも安心して滞在できます。
チェンマイ
古都の落ち着いた雰囲気と自然の豊かさが魅力の北タイの街。カフェ文化が発達していて、長期滞在やワーケーションにも人気です。
パーイ
山に囲まれた小さな田舎町で、スローな時間と自然の中での癒しを満喫できるスポット。世界中のバックパッカーが沈没することで有名です。
クラビ
ビーチリゾートと大自然のバランスが取れた、アクティブにもリラックスにも過ごせる場所。静かな海や島巡りが好きな人におすすめです。



バックパッカーデビューはタイがお勧めといろんなメディアで紹介されていますね!
ベトナム | 物価が安くて移動も楽!一人旅初心者に人気


東南アジアを旅するバックパッカーの間ではよく話題になるのが、「タイとベトナム、どっちが好き?」という質問。それほどベトナムは、タイに並ぶ人気の観光国なんです。
旅行者向けのインフラが整っていて、はじめての一人旅でも移動や観光に困ることはほとんどありません。日本からの距離も近く、さらにタイより物価が安いので、費用を抑えたい方にもぴったりの国です。
ベトナムの魅力は、その多彩な都市にもあります。活気あふれる経済都市ホーチミン、歴史ある古都フエ、穏やかな雰囲気のハノイ、そして海のきれいなビーチリゾートのダナンなど、それぞれの街に個性があって周遊するのが楽しい国です。
食の魅力も忘れてはいけません。バインミーやフォーはもちろん、安くて美味しいローカルフードが盛りだくさん。毎日外食しても飽きないどころか、どんどん新しい味に出会えます。特にカフェ文化が根付いていて、ベトナムコーヒーはカフェ好きにはたまらないはず!
ベトナムの基本情報
首都:ハノイ(Hà Nội)
公用語:ベトナム語
通貨:ベトナムドン(VND)
時差:日本より2時間遅れ
季節:北部は四季あり、南部は雨季・乾季の2季
ベストシーズン:11月~4月
宗教:仏教、カオダイ教、カトリックなど
ビザ:日本人は15日以内の観光ならビザ不要(※最新情報要確認)
治安:比較的安全だがスリやぼったくりには注意
バックパッカーに人気の町


ハノイ
北部にあるベトナムの首都。歴史を感じる旧市街と、フランス植民地時代の雰囲気が残る街並みが魅力。ローカルな食堂やカフェも多く、のんびり散歩するのが楽しい街です。
ホーチミン
南部に位置するベトナム最大の都市で、エネルギッシュな雰囲気が魅力。高層ビルとバイクの波が象徴的で、都会の活気を感じたい人におすすめです。
ダナン
海沿いにある中部のリゾート都市。街もきれいで開発が進んでおり、ビーチでのんびりしたい人や、ちょっと贅沢な一人旅にもぴったり。
ホイアン
ダナンからすぐ行ける世界遺産の街。ランタンが灯る旧市街はまるで絵本のようで、静かな時間を過ごしたい人に人気。ベトナムの中でも特に「癒し」を感じられる場所です。
一人旅に慣れてきたら行きたい東南アジアの国【中級者向け】
ラオス|ゆったり過ごせる癒しの国


筆者が東南アジアで一番好きな国、それがラオスです。
その理由は、何といっても“癒しの国”だから。
海こそありませんが、国の中心にはメコン川がゆったりと流れ、周囲には豊かな緑が広がっています。街では動物たちがのんびり歩き、人々は穏やかで優しい!そんな空気が街全体を包み込んでいて、訪れるだけで心がふっと軽くなるような感覚を味わえます。
ラオスは、タイやベトナムに比べて日本人観光客はまだ少なく、旅先ではヨーロッパからのバックパッカーに出会うことが多いです。各街はとても小さく、田舎の素朴な雰囲気が漂っているため、旅人同士が自然と仲良くなりやすいのも魅力のひとつ。旅を通して海外の友達を作りたい人には、ぴったりの国です。
そして、ラオスのもうひとつの魅力は“急かされない”空気感。現地の人たちはのんびりしていて、押し売りなどもほとんどありません。気づけば彼らのようにハンモックでゆらゆらしたり、木陰でおしゃべりしたり……。宿やカフェにもハンモックや座敷スタイルのくつろぎスペースがあり、「まあまあ、ちょっと一息つきなよ」と言われているような気分になります。
観光地がギュッと詰まっているわけではないので、予定を詰め込まず、気の向くままに街を歩いたり、川沿いのカフェで本を読んだり、そんな過ごし方がしっくりくる国です。
ラオスの基本情報
首都:ヴィエンチャン(Vientiane)
公用語:ラオ語(Lao)
通貨:キープ(LAK)
時差:日本より2時間遅れ(UTC+7)
季節:暑季:3月〜5月 雨季:6月〜10月 乾季:11月〜2月
ベストシーズン:乾季(11月〜2月)
宗教:仏教(上座部仏教)が多数派
ビザ:日本人は15日以内の観光ならビザ不要(2024年現在)
治安:比較的穏やかだが、観光地ではスリや置き引きに注意



首都のヴィエンチャンは世界一つまらない都市と言われています!
バックパッカーに人気の町


ルアンパバーン
町全体が世界遺産として登録されています。僧侶の托鉢やフランス風の町並みが魅力。カフェやナイトマーケットも充実していて一人旅にぴったり。
ヴァンヴィエン
チュービングや洞窟探検が人気。山と川に囲まれたのどかな風景も魅力で、旅人同士の交流も簡単にできちゃいます!
シーパンドン(ドン・デッド)
何もしない”が最高の贅沢です。メコン川に浮かぶ島で、ただのんびり過ごす時間を楽しめる。ハンモックと夕陽が日常です。
カンボジア|人生で一度は訪れたい国


カンボジアは、歴史好き・遺跡好きにとって憧れの地。中でも世界遺産「アンコール・ワット」は、旅好きなら一度は訪れておきたい東南アジア屈指のスポットです。朝焼けに染まるアンコール・ワットの姿は、言葉を失うほどの美しさ。遺跡群のスケールも圧巻で、1日では見きれません!
また、仏教(上座部仏教)が国民の精神的な支えとなっており、僧侶を見かけることも日常の光景。街を歩けば、お寺の鐘の音やお祈りの声が心を穏やかにしてくれます。さらに、トンレサップ湖など水上での生活も多く、独自の生活文化を垣間見ることができます。
カンボジア料理は、タイやベトナムよりも優しい味付けが特徴で、辛さやクセが少ないので初心者でも食べやすいです。
カンボジアの基本情報
首都:プノンペン(Phnom Penh)
公用語:クメール語
通貨:カンボジア・リエル(KHR)※米ドルも広く流通
時差:日本より2時間遅れ
季節:暑季3~5月、雨季6~10月、乾季11~2月
ベストシーズン:乾季(11月〜2月)
宗教:仏教(上座部仏教)が国民の大多数
ビザ:日本人は観光目的でもビザが必要で到着時に取得可能。費用は5000円
治安:比較的穏やかだが、スリ・置き引き・観光地での詐欺には注意が必要
バックパッカーに人気の町
シェムリアップ
世界遺産・アンコールワット観光の拠点として有名で、多くの旅行者が訪れるカンボジア随一の観光都市。ナイトマーケットや屋台、安宿が充実しており、初心者バックパッカーにも安心です。
プノンペン
カンボジアの首都で、歴史や政治を学べる博物館やキリングフィールドがあり、深い過去に触れられる場所。市内にはカフェやレストランも多く、のんびりと滞在しながら異文化を体感できます。
コ・ロン島
透明度の高い海と白い砂浜が広がる、カンボジア屈指のビーチリゾート。シンプルなバンガローやナイトビーチのパーティーなど、自然とゆるい空気の中でリラックスした時間が過ごせます。
ミャンマー | 仏教遺跡の宝庫
ミャンマーは現在、政治情勢により不要不急の入国はNGです!


ミャンマーは、どこか懐かしく素朴な雰囲気が漂う仏教国。街にはオレンジ色の僧衣をまとった修行僧が歩き、心がすっと落ち着くような時間が流れています。
政治的な背景から観光インフラはまだ発展途上ですが、その分、観光地化されすぎていない素のアジアを感じることができ、旅好きにはたまらない魅力があります。
特に仏教文化が色濃く残っており、寺院や仏塔が街のいたるところに点在。バガン遺跡やシュエダゴン・パゴダなど、圧倒されるような宗教建築に出会えます。人々も親切で控えめな印象で、一人旅でも温かく迎えてくれる場面が多いでしょう。
物価も安く、ローカルフードもおいしい。まだ観光客が多くない今だからこそ、ディープな体験ができる東南アジアの穴場国です。
基本情報
首都:ネピドー(実際の観光・経済の中心はヤンゴン)
公用語:ビルマ語(Myanmar Language)
通貨:チャット(MMK)
時差:日本より2時間30分遅れ
季節:暑季(3〜5月)、雨季(6〜10月)、乾季(11〜2月)
ベストシーズン:乾季(11月〜2月)
宗教:仏教(上座部仏教)が約90%以上
ビザ:日本人は観光目的でもビザが必要(eVisaの事前申請が一般的)
治安:一部地域を除いて比較的穏やかだが、政治情勢による変動に注意が必要
eVisaはここから 申請が可能です。
バックパッカーに人気な町


ヤンゴン
ミャンマー最大の都市で、経済・交通の中心。黄金に輝くシュエダゴン・パゴダは必見。旧市街にはコロニアル建築も残り、街歩きが楽しい。
バガン
広大な平原に3000以上の仏塔が点在する遺跡エリア。朝日に染まる仏塔群は圧巻で、熱気球やレンタルバイクでの遺跡巡りも人気。
インレー湖
湖上生活を営む少数民族の文化が残るエリア。水上マーケットや手漕ぎボートの風景に癒されながら、のんびりした滞在が楽しめます。
マンダレー
仏教文化の中心地。ウーベイン橋やアマラプラなど見どころが多く、伝統工芸や仏教建築に興味がある人におすすめの街。
実際に行ってよかった!筆者の東南アジアバックパッカールート公開
バックパッカーや東南アジア初心者さんには、まずはタイやベトナム国内での一人旅をおすすめします。


私が実際に初めて東南アジアをバックパック旅行したときのルートはこちら。
海外に慣れていたり、あまり抵抗がない方は、タイとベトナムに加えて中級者向けの国をルートに組み込むと、周りとはちょっと違う、自分だけの特別な体験ができますよ。


ベトナム
ラオス タイ(合計2週間)ラオスではなく、カンボジアに興味がある方はこちらも参考にしてみてください。


ベトナム
カンボジア タイ(合計1週間)東南アジアの治安が不安?初心者向けに国ごとの調べ方を解説
海外旅行に行く際には、外務省の「海外安全ホームページ」
で現地の安全情報をチェックするのがおすすめです。▼外務省 海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/riskmap
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国を選択すると、その国の危険レベルが見られます。
危険レベルは色で示されていて、その下に注意すべき情報を見ることができます。


特に、危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)に指定されている地域には行かないようにしましょう。


(吹き出し)



ただし、これを見て「海外=危険」と思い込んでしまうのはもったいない!ラオスやカンボジアも一部エリアは危険レベル1に指定されていますが、注意して行動すれば大きな問題はありませんよ。
まとめ:東南アジアは初めての一人旅にぴったりな理由
現地の人々も親しみやすく、屋台グルメやローカル文化など、旅の楽しみがギュッと詰まった東南アジア。
気軽に異文化体験ができるだけでなく、「旅の楽しさ」を実感させてくれるエリアです。
初めての海外・一人旅でも、きっと特別な思い出ができるはず!
ぜひ一歩を踏み出して、自分だけの特別な旅をしてみてください!