新卒で就職せずにワーホリに行っても大丈夫?グローバル企業管理職が教える帰国後リスク対策

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こんにちは、Yukaです。

大学生インターンからよく聞く悩み、大学卒業後、就職するかワーホリに行くか迷っています。」

「夢の海外生活をしたい!」「英語を伸ばしたい!」と思う反面、新卒カードを捨てることに抵抗があったり、帰国後の就職にどう響くかが不安なんですよね。

私自身も大学四年生の時に同じことで苦しいほど悩んだので気持ちがよくわかります。

今回の記事では、自分の経験はもちろん、一緒に働く大学生インターンから悩みを聞いたり、実際にワーホリあがりの方々の採用面接をした経験を踏まえ、新卒で就職するメリット、ワーホリに行くメリット、それから帰国後の就職活動に対するリスク対策までシェアします。

この記事を最後まで読むと、「自分の決断に自信を持とう!」と思っていただけると思います。

こんな人に読んでほしい!

  • 大学卒業後に就職するかワーホリに行くか迷っている人
  • ワーホリに挑戦したいけど帰国後の就職が不安だと感じている人
Yuka
Yuka

Yukaの自己紹介:

グローバル企業の管理職をしている27歳女性会社員。

新卒入社2年目にしてマネージャー職に就き、現在も走り続ける日々を過ごしています。

自分自身の経験と、自分が見てきた他者の経験を踏まえて、ブログを通してキャリアに迷える若者を応援しています!

いきなりですが、結論から話します。

正直、大学卒業後に就職するかワーホリに行くかは「どちらでも大丈夫」です。

ワーホリと就職、どちらが正しいと言う答えはありません。また就職したからって一生ワーホリにいけなくなるわけでもありません。ほとんどの人が、ワーホリに行ってから就職するか、先に一度就職してからワーホリに行くかの二択で悩んでいると思います。

この後紹介しますが、どちらにも同じぐらいメリットとデメリットがあります。大事なのは、優先順位。今ものすごく海外に行きたいのであれば行けばいいですし、今でなくてもいいのであれば就職すればいいと思います。

私自身は新卒カードを捨てきれずに一度就職した身ですが、全く後悔はありませんし、海外生活を諦めているわけでもいません。今から仕事を辞めていこうと思えば全然行けてしまいます。

一方で、私が勤めている会社にはワーホリあがりの優秀で活躍している人材がたくさんいますし、皆さん口を揃えて「行ってよかった」と言います。

全ては優先順位の話です。自分がどうしたいかをしっかり考えた上で、その決断に責任を持って一生懸命行動すれば後悔はしません。

ただし、優先順位をつけるためには両方のメリットやデメリットを考える必要はあると思うので、いくつか挙げてみましょう。

新卒として就職するメリットを3つ紹介します。どれも将来的にワーホリに行く前提でのメリットです。

  • 就職先の選択肢が広がる
  • 経験を積むことができる
  • 余裕が生まれる

就職先の選択肢が増える

日本の新卒ブランドの価値がとても高いことは否めません。

大学四年生で新卒採用フローに合わせて企業を探すと、様々な企業を見て選ぶことができます。

私自身も新卒カードを使って、様々な企業の説明会に行ったり、面接官と話したりしました。短期間で幅広い業界やポジション、企業を見ることがでた就職活動はなかなかできることではありませんし、とても良い経験になったと思っています。

特に日本の大企業では新卒でないと採用されるのが難しいことろもあるでしょう。

ただしワーホリに行ったからって就職先がなくなることはありませんし、大学卒業後2-3年は新卒扱いする会社もあります。すでに自分が入りたい企業があるのであれば採用情報をきちんと確認しておいた方がいいです。

経験を積むことができる

日本には新卒ブランドがありますが、海外で仕事探しとなるととにかく経験重視。

就職することにより、自分に職場での実務スキルと経験を身につけることができ、そのスキルや経験はワーホリ中の職探しにも役立ちます。

また、将来のキャリア形成において有益です。自己成長や職業的スキルの向上にもつながり、将来ワーホリ中にも自分に自信を持って行動できるようになるでしょう。

ワーホリに行く前に就職して経験を積むことは、将来のキャリアやワーホリ中の生活において良い選択肢です。

余裕が生まれる

一度正社員として働くことにより、スキルだけではなく収入も増えます。

数年働いてからワーホリに行くとしたら、ある程度の貯金もあり心に余裕が持てるでしょう。

万が一怪我が病気を指定まった場合、現地で職が見つからなかった場合に備えておくと安心です。

また、帰国後にすぐに仕事が見つからなかった時のための予備資金も準備することができます。

大学生卒業後すぐにワーホリに行く方は、金調達が間に合わず、出発を数ヶ月先送りにすることもめずらしくありません。

一度就職してスキルにも貯金にも余裕が生まれることにより、新卒でワーホリに行くよりも、現地での仕事探しの柔軟性や充実した生活を得ることができるでしょう。

ワーホリに行くメリットの例として以下3つを紹介します。

  • やりたいことを実現できる
  • 英語に抵抗がなくなる
  • 視野が広がる

やりたいことを実現できる

自分のやりたいことを実現できるって大きなメリットではないでしょうか。

ワーホリでは夢の海外生活ができる反面、新卒ブランドを捨てなければ行けないことや、誰も知らない土地で1から関係性を作り生活していくこと等、不安なこともたくさんあると思います。

そんな不安に打ち勝ってワーホリに行く決心をするということは、簡単そうに見えてとても難しいことで、自分にとって大きな挑戦で大きな一歩です。

その新たな一歩を踏み出せる機会があること自体、誰にでもできることではありません。

英語に抵抗がなくなる

ワーホリを通して英語力を上げたい方も多いと思います。

もちろん日本語が通じない土地で生活するとなると、英語でコミュニケーションを取らなければいけない機会が増えます。

個人の英語レベルにもよりますが、英語に囲まれ、英語に触れていると、自然と英語に対する抵抗感がなくなるでしょう。

私のチームの中にもワーホリ上がりの日本人が数人いるのですが、英語を使うことに抵抗がなく、顧客や同僚と英語でやりとりすることも恐れずにこなしています。

将来的にグローバルな職場で働きたいと考えてるが、英語に自信を持てないという方は、まず英語に慣れるという点でワーホリは有効です。

視野が広がる

海外で生活すると言うことは、自分と国籍や年齢が違う人々たに出会うため、普段触れないような価値観に触れることができます。

周りの人の発言や行動、生き方を見ていると、自分の当たり前や先入観が覆されることが多いです。

多様性に触れ、みんな違って当たり前なこと、自分の当たり前はみんなの当たり前でないことがわかると、自分と違う意見や価値観を持った人に出会った時に、心に余裕が生まれます。自分と違う意見を持った人がいたとしても、広い心で相手を受け入れることができるようになりますよ!

先ほど述べたように、現状としては新卒のみ採用する大手企業は存在します。

しかし、それらの会社にこだわりがないのであれば、ワーホリ後も仕事は見つかります。

20代はまだまだ若いです。吸収力の良い若いうちは、新卒でなくても雇う企業は多くあります。

よく、「ワーホリ=休暇、遊び」というようなコメントを見かけますが、すべての人や企業がそのように捉えてるわけではありません。

私が勤めているグローバル企業にはワーホリ経験者が多く活躍しています。

そもそもワーホリに行く人が、ワーホリに対してネガティブな印象を持っている企業とは、価値観や社風が合わないでしょう。

ただし、帰国後の就職活動で大事になるのはワーホリに目的を持つことです。「なんとなくワーホリをした」ではなく、「達成したい目標があってワーホリに行った」と言えることが重要です。

ワーホリ帰国後の就職活動対策のためにも、以下の3つをしっかり準備しておきましょう。

  • ワーホリ中にスキルを伸ばす(英語だけではNG)
  • ワーホリの目的を言語化する
  • ワーホリを理解する企業を選ぶ

ワーホリ中にスキルを伸ばす(英語だけではNG)

面接でワーホリが有意義な時間であったことを説明できるようにも、ワーホリ中に何かスキルを伸ばしましょう。

ここでいうスキルというのは例えばコミュニケーション能力や危機管理能力、グローバル的な視野、行動力等です。

ワーホリ中に就く職によっては、接客スキル等の業務スキルも身につくでしょう。

ここでポイントなのは英語力以外でアピールすること。

ワーホリに行って英語力を伸ばすのは当たり前です。

よく考えてみてください。日本語が通じない海外の土地で生活していくと、英語以外にもたくさんのチャンレジがあるはず。そのチャンレンジを乗り越える過程で得たスキルをきちんと言語化しておきましょう。

周りとの差をつけるためにも英語ではないスキルをアピールできるようにしておくことが大切です。

ワーホリの目的を言語化する

前にも述べたように「ワーホリ=休暇、遊び」と思われないようにするためにも、なぜワーホリをしたのか目的をきちんと言語化しておくことが大切です。

新卒ブランドと迷ってでも行くワーホリ、皆さんには何か強い意志があるはずです。その意思をきちんと言語化し、相手が納得するような説明ができるようにしておきましょう。

また目的があることによって、ワーホリ中の自分自身の行動も変わってくると思います。

ただ海外で過ごすのではなく、きちんと目的が果たせるような時間をすごすことが大切です。

目的を忘れてただ遊んでしまったというようでは、帰国後の就職は不利になるので気をつけましょう。

ワーホリを理解する企業を選ぶ

ワーホリにネガティブな印象を抱いている企業もあると言われていますが、そもそもワーホリに行きたいと思っている人がそのような会社の社風や価値観に合うとは思えません。

しっかりワーホリの目的とワーホリで得たスキルや経験を説明できれば、ワーホリあがりの方を採用してくれる企業はたくさんあるはずです。

何度も言いますが、私が勤めているグローバル企業ではワーホリから帰国した人も採用しており、たくさん活躍されています。

自分と価値観の合う会社を見つけることによって、就職活動はもちろん、就職後も楽しく長く働けます。

いかがでしたでしょうか。

ワーホリも新卒カードも捨てられずに迷子になっている大学四年生を見かけますが、私はいつも「どちらでも大丈夫だからしっかり自分で考えて優先順位を考えること」と伝えています。

ワーホリに行ってよかったと思っている人もいれば、私のように今の会社に出会い就職をしてよかったと思っている人もいます。

すべては自分の優先順位。自分で悩んで出した答えに責任を持って行動すれば後悔はないはず。

しっかり考えて自分で答えを出してみてください。

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