スウェーデンのワーキングホリデービザ、どうやって申請すればいいんだろう? 必要な書類は? 手続きの流れは?
2020年に始まったばかりの制度だから、ネットの情報もまだ少なく、不安に感じている方も多いはず。
実は、私自身も2024年9月にビザ申請をしました。
この記事を読めば、申請方法はもちろん、見落としがちなポイントやおすすめの海外保険、到着後の流れまでバッチリわかります。
ワーホリビザ申請の不安を解消してスムーズに申請を進めたい方は、ぜひ最後までチェックしてください!

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ワーホリビザの発給条件と事前準備
スウェーデン ワーホリビザの発給条件と対象年齢
スウェーデンのワーホリビザを取得できる条件は以下になります。
- 有効なパスポートを所持していること
- オーストラリア、カナダ、香港、日本、ニュージーランド、または韓国の国籍を持っていること
- 年齢が18歳以上30歳以下であること
- 十分な生活資金を持っていること(最低15,000SEK)
- 帰国用の航空券を持っている、または購入できる資金があること
- 包括的な医療保険に加入していること
- スウェーデン滞在中、緊急およびその他の医療ケア、入院、救急歯科治療をカバーする医療保険に加入していること
- 子供を連れてこないこと
※スウェーデン移民庁(Migrationsverket)HPより
年齢に関してはビザの申請時に18〜30歳であることが条件です。
申請までに準備すべきこと
スウェーデンのワーホリビザの申請をするためには以下が必要です。すべてPDFでアップロードする必要があるため事前に準備しておくと楽です。
パスポート
スウェーデン滞在中に有効期限が切れてしまう場合は申請ができませんので、事前に確認しておきましょう。また、申請時には写真や有効期限が書いてあるページのPDFファイルをアップデートする必要があります。
海外保険の証明書
滞在期間中補償される海外保険に申し込んでいるという証明書が必要です。支払いをしていなくても証明書を発行できるところもありますので、おすすめの海外保険会社は後ほど紹介します!
※緊急およびその他の医療ケア、入院、救急歯科治療をカバーする医療保険に加入していなければいけません。
銀行の残高証明(英語)
滞在中の十分な生活資金を持っていること(最低15,000スエーデンコロナ)と、帰国用の航空券購入できる資金があることを証明するために、銀行の残高証明が必要です。英文の証明書が必要ですが、金額表示は円でOKです。
残高証明書は金融機関によりますが、発行に1週間〜1ヶ月かかりますので事前に確認をしておきましょう。



私が使っている楽天銀行は、電話で依頼して1週間ほどで届きました。
帰国用の航空券をすでに用意している場合は、滞在中の生活資金を持っていることだけ証明できれば大丈夫です。
ビザ取得までにかかる時間と注意点


ビザ取得までの待ち時間
スウェーデンのワーホリビザは申請から承認まで時間がかかります。いろんな方の体験談を見ていると、1ヶ月から4ヶ月ほどかかります。
スウェーデン移民庁(Migrationsverket)の公式HPでは以下のように記載しています。
申請に不備等がない場合
75%の申請は5か月以内に結果が出ます。
申請が不備等がある場合
75%の申請は6か月以内に結果が出ます。
スウェーデンのワーホリビザを申請する際は、前々から余裕のある計画を立てて申請をすることをお勧めします!



私の場合は1ヶ月半でビザが承認されました!
ビザの開始日について
ワーキングホリデーを受け入れている国のほとんどでは、入国日をワーホリの開始日としてカウントし、そこから1年間滞在が可能です。
しかし、スウェーデンの場合は申請時に記載した開始日から1年間の滞在となります。そのため、ワーホリの開始日を柔軟に変更することはできません。
1年間フルに滞在したい場合は、開始日に入国できるように計画を立てておくことをおすすめします。



開始日は変更できるのか移民庁に問い合わせてみたところ、「どうしようもない緊急事態でなければ基本的に変更は不可能だ」とのこと。
ワーホリビザの申請費用
少し前までは日本人でも申請料を支払わなければいけなかったようですが、現在は日本のパスポートで申請する場合は無料で申請が可能です!
ワーホリビザ申請方法
スウェーデンのワーホリビザの申請フローは以下です。全てオンラインで完結します。
- スウェーデン移民庁(Migrationsverket)のサイトに登録
- 申請書の作成開始(オンライン)
- 申請書の提出
- デジタルパスポートの本人確認
- ビザ承認後に届く書類を受け取る
スウェーデン移民庁(Migrationsverket)のサイトに登録
まずはスウェーデン移民庁(Migrationsverket) のサイトにMy pageを登録します。


申請書の作成開始
Working holiday visa for young people から申請書の作成をします。


「E-service for working holiday visa」の「To the e-service」をクリックし、指示通りに記載事項を順番に埋めていくだけ。記載事項は以下です(順番は違う可能性があります)。
- 個人情報の入力
- パスポート情報の入力とスキャンの添付
- 海外保険の情報入力と証明書の添付
- 銀行残高証明書の添付
- ワーホリ志望動機の記入(1,000文字以内)
- ワーホリ終了後の予定
申請書作成開始をしても30日以内であれば何度でも途中保存が可能ですが、必要書類を最初から用意しておけば、1〜2時間ほどで完了してしまうでしょう。
申請書作成時にわかりずらかったことや注意しておきたいことは以下。
①Type of passport
日本のパスポートは 「NATIONAL PASSPORT」です。
②ワーホリ志望動機や終了後の予定
この二つの質問は、おそらく不法滞在やワーホリ以外の目的での渡航を防ぐことが目的でしょう。無難にワーホリ志望動機は無難に「文化を知りたい」等、終了後の予定は「帰国して再就職予定」等と記載するのが良いでしょう。
申請書を提出
申請書作成を終えたら申請書を提出します。きちんと提出できていればスウェーデン移民庁(Migrationsverket)から「Application for work permit submitted」というメールが届きますので、確認してください。
デジタルパスポートの本人確認
申請後(私の場合は2日後)に、スウェーデン移民庁(Migrationsverket)から「Digital passport check」というメールが届きます。
指示に従って、本人確認を進めればOKです。
Freja というアプリを使用します。
ビザ承認後に届く書類の受け取り
ビザ申請の承認が降りると、スウェーデン移民庁(Migrationsverket)からメールが届き、登録した住所に2つの書類が届きます。
1つ目は在日スウェーデン大使館からワーホリビザが下りたことを知らせる通知。これはスウェーデンに入国する際や移民庁事務所での手続きで必要になるため、必ずスウェーデンにも持っていくようにしましょう。
2つ目はスウェーデン税務庁(Skatteverket)から書類が届きます。こちらは何に使用するかよくわかっていませんが、こちらも念の為持っていくと良いでしょう。
他の方の体験談では「ビザが承認されたら在日スウェーデン大使館にいく必要がある」と記載している方が多いため心配で大使館に問い合わせてみたところ、大使館には行く必要がないとのことです!メールにも以下の記載があります。


現地到着後の流れ


スウェーデンに入国する際は、ワーホリで滞在することを伝えました。何か証明書を見せて欲しいと言われたので、大使館から送られてきた通知を見せたらスムーズに入国できました。



私の場合はデンマーク乗り換えで、デンマークでシェンゲン入国審査があったため、そこで見せました。
スウェーデンに到着後は、入国後できるだけ早く最寄りの移民庁(Migrationsverket)を訪問し、居住許可カード(Residence Permit Card)の申請手続きを行う必要があります。
特にストックホルムの移民庁は混み合うため、日本にいるうちに予約をとっておくと良いです。予約はスウェーデン移民庁(Migrationsverket)のMy pageから可能です。
ストックホルムに住む方は、Sundbybergにあるオフィスが一番便利ですがとても混み合うため、予約が取りにくいです。毎週月曜に新しい予約スロットがリリースされるので、確認してみてください。
スウェーデンワーホリに必要な海外保険の選び方
私はケアコンセプト(CareConcept)の、Care College Comfort というプランを利用しました。
ケアコンセプトはドイツに本社を構える海外保険会社で、ヨーロッパに留学やワーホリで訪れる方に利用されています。最長5年間、利用が可能です。
私がケアコンセプト(CareConcept)を選んだ理由は以下
- ワーホリ申請に必要な海外保険の条件をカバーしている
- 1ヶ月32€と格安
私が選んだコンフォートプランは自己負担額ゼロで年間の上限もありません。日本の海外保険では対象外になりやすい歯科治療も補償対象ですよ!
また、保険料を払っていなくても、ワーホリビザ申請時に必要な証明書をダウンロードできてしまいます。保険料はワーホリ開始直前に1ヶ月目を振り込めばOK!あとは保険が必要な期間、毎月振り込みます。



検索すると高額な保険ばかり出てくると思いますが、高額なものばかりではないので、諦めずに調べてみてください!
また、海外保険付帯のクレジットカードもあるため、不安な方は併用すると良いでしょう。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。


※クレジットカードに付帯している海外保険ではビザの申請はできないため、別途保険会社での加入が必要です。
ワーホリに行くべきか?よくある不安と疑問
海外に行きたいけれども、なかなか1歩が踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
私もスウェーデンのワーホリに決心して仕事を辞めるまで、1年半かかりました。
でも、人生には正解はありません。自分で選んだ選択を正解にするのみ!
私の体験談が皆さんの決断の後押しになったら幸いです。
↓
筆者の体験談はこちら↓

まとめ
いかがだったでしょうか。
まだまだスウェーデンのワーホリ情報は少ないですが、申請自体はとても簡単!
申請から承認までに時間がかかることがあるので、計画的に申請をすることをおすすめします。
引き続き、皆様に役立つ情報をブログを通してシェアしていきます!