人生で一度は行ってみたいイタリア!
海外旅行に慣れていない方やヨーロッパ初心者の方でも観光しやすい国です。でもイタリアのどこにいけば良い?
この記事で紹介する2週間のモデルコースで旅をすれば、イタリアの主要都市を網羅しながら、イタリアならで食文化、アート、建築、歴史を全て堪能できるでしょう。
美味しいジェラートや本場のイタリアンを食べながら、まるで映画の世界にいるような気分で旅をする2週間。
旅中には日帰りでスイスにも旅に行くことができ、周りとは少し違った旅を体験をすることができます!

私自身もまだまだバックパッカー旅に慣れていない時に、初めてヨーロッパで挑戦したルートです!
- 初めてのヨーロッパ旅行を計画している人
- 短期間で効率よく旅行したい人
- イタリアの主要都市を網羅したい人
- 周りとは少し違った旅がしたい人
イタリアの基本情報
- 首都:ローマ
- 言語:イタリア語(観光地では英語もある程度通じる)
- 通貨:ユーロ(€)/クレジットカードの使用は一般的
- 時差:日本より-8時間(サマータイム期間中は-7時間)
- 気候:全体的に温暖な地中海性気候。夏は暑く、冬は地域によって寒暖差あり
- ベストシーズン: 一般的には4〜6月、9〜10月(暑すぎず、観光に最適)、夏(7〜8月)は観光客が多く、日中はかなり暑くなることも
- ビザ:観光目的で90日以内の滞在なら、日本のパスポート保有者はビザ不要
- 宗教・文化:カトリックが主流。教会などは露出の多い服装NG
- 交通手段:長距離は鉄道(イタロ・フレッチャロッサ)/都市内はバス・地下鉄・徒歩が中心
- 治安:概ね安全だが、観光地ではスリや置き引きに注意
- あいさつ: - 「Ciao(チャオ)」:カジュアルな挨拶 「Buongiorno(ボンジョルノ)」:おはよう/こんにち「Grazie(グラッツィエ)」:ありがとう
イタリア2週間のモデルコース
私が実際に行ったイタリア2週間のモデルコースはこちら↓
ローマ(3泊)
※ミラノ滞在中に日帰りでスイスのサンモリッツに行きました。
合計12間のモデルコースです。
イタリアの首都ローマから出発し北に進み、イタリアの主要都市を巡ります。
どの都市も観光地として有名なため、海外旅行やヨーロッパ初心者さんでも挑戦しやすいルートになっています。
また、日帰りでお隣の国スイスにも行けてしまう、とてもお得で贅沢な旅です。
ローマ(3泊)


ローマには日本から直行便も出ていてとてもアクセスしやすい都市です。レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港(フィウミチーノ空港)から市内中心部までは鉄道またはリムジンバスで行きます。どちらもかなりの頻度で運行しているので困ることはないでしょう。およそ30分〜1時間で市内中心部に到着します。
ローマの基本情報
- ローマはイタリアの首都であり、約3,000年の歴史を持つ「永遠の都」と呼ばれる都市です。人口はおよそ約280万人で、イタリア最大の都市。
- コロッセオやフォロ・ロマーノ、パンテオンなど古代ローマ時代の遺跡が数多く残っているので、歴史好きにはたまらないスポット!
- 街の中心には世界最小の独立国・バチカン市国もあり、宗教・芸術・建築の面でも見どころが豊富。
- パスタやジェラートなどグルメも充実していて、食も楽しめる街。特にカルボナーラはローマ発祥と言われているので、本場の味を楽しめちゃいます!
ローマでの交通手段
ローマ市内の主な交通手段は地下鉄、バス、トラム、そして徒歩です。地下鉄はA線・B線・C線の3つだけでシンプル。特にA線とB線が観光地を結んでいます。観光地周辺は徒歩で巡れる距離にあることが多く、街歩きも楽しめます。



私は基本的に地下鉄と徒歩しか使いませんでした。石畳の道が多いので、歩きやすい靴がおすすめです。
ローマのおすすめ観光地
ローマには数えきれないほど観光地がありますが、以下は絶対外したくないおすすめスポットです!
街歩き・フォトスポット
- スペイン広場 :映画『ローマの休日』で有名。階段でジェラートが定番!
- トレヴィの泉 :コインを投げると再びローマに戻れるという伝説あり
- ナヴォーナ広場 :噴水とバルが並ぶにぎやかな広場。夜も雰囲気抜群!
- カンポ・デ・フィオーリ :ローマのローカルな雰囲気漂う朝市が人気



すべてローマ旧市街にあるので徒歩で周れます!
歴史・遺跡系スポット



こちらも全てお互いが近くにあるので徒歩で周ることが可能です!
宗教・スピリチュアル系
- バチカン市国 :世界最小の国。カトリックの総本山。
- サン・ピエトロ大聖堂 :ミケランジェロが設計した巨大な聖堂
- システィーナ礼拝堂 :ミケランジェロの天井画『最後の審判』で有名
フィレンツェ(3泊)


ローマからフィレンツェまでは高速列車かバスでの移動が一般的です。
高速列車の場合はおよそ24ユーロ(およそ3,800円)で、1時間半で行くことができてしまうのでとても便利です。バスの場合は3〜4時間かかりますが、8ユーロ(およそ1,300円)とかなり安いです。
フィレンツェの基本情報
- フィレンツェはイタリアのトスカーナ州に位置する都市で、ルネサンスの発祥地として知られています。人口は約38万人。
- ボッティチェリやミケランジェロなどの巨匠たちが活躍した場所であり、芸術や文化に興味がある人にとっては夢のような都市。
- 街全体がルネサンスのアートギャラリーのような存在。街を歩くだけで、歴史的な彫刻や美しい壁画に出会うことができ、まるで過去の時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。
- トスカーナ料理が中心で、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナや地元のワインが名物です。地元の市場やトラットリアで、より家庭的な食文化を楽しむことができます。
- 観光は、散策しながらアートや文化を楽しむスタイルが主流。観光名所が近接しているため、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
フィレンツェでの交通手段
フィレンツェはコンパクトな都市で、主な観光地は徒歩で簡単にアクセスできます。公共交通機関としては、バスが利用できますが、観光客にはあまり必要ないかもしれません。タクシーも利用可能ですが、中心部では結局徒歩が最も便利です。



私はフィレンツェでは基本徒歩でしたが、バスを使う時もありました。
フィレンツェのおすすめ観光地
美術館・アート
- ウフィツィ美術館 : ルネサンスの名作が揃う美術館で、ボッティチェリやダ・ヴィンチの作品を鑑賞できる貴重な場所。
- アカデミア美術館 : ミケランジェロの「ダビデ像」が展示されており、彫刻の美しさを間近で体感できるアートの聖地です。
この二つの美術館は予約なしで当日並ぶと2~3時間待つことになる可能性があります。事前にインターネットで予約しておきましょう。
歴史的建築
- サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 (ドゥオーモ): フィレンツェの象徴的な大聖堂、
- サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局 : フィレンツェ最古の薬局で、歴史的な雰囲気の中でハーブや香水を楽しむことができます。
- ヴェッキオ橋 : 中世の雰囲気を残す美しい橋で、絶対に写真を撮りたいスポット!
公園・広場



ローマと全く違う街並みが楽しめるので、散歩に飽きませんよ!
ベネチア(1泊)


フィレンツェからベネチアまでも高速列車またはバスで行くことができます。高速列車の場合はおよそ30ユーロ(およそ5,000円)で2時間半で到着します。バスの場合は4時間ほどかかりますが、およそ15ユーロ(およそ2,500円)ととても安く行くことができます。
ベネチアの基本情報
- ベネチアはイタリアのヴェネト州に位置する都市で、約1,600年の歴史を持つ「水の都」として知られています。人口は約25万人です。
- 誰もがテレビで見たことがある、あの運河と美しい建築が特徴的です。特に、ゴンドラに乗って運河を巡る体験は、ベネチアならではの楽しみ方。
- ベネチアはシーフードやリゾットなどの地元料理が充実しており、食文化も楽しめます。運河沿いのレストランで昼からワインと地元料理を堪能できちゃいます!
- 街全体が迷路のような構造になっており、どれだけ散策しても飽きません。運河沿いの風景を楽しみながらゆったりとした時間を過ごすことができます。
ベネチアでの交通手段
ベネチアは水上交通が主な手段で、バポレット(公共水上バス)や水上タクシーが利用できます。市内は徒歩での移動が基本で、迷路のような小道を散策するのが魅力の一つです。
もしバポレットを利用する場合は、大きな水上バス乗り場にある券売機や窓口か、Tabaccheria(タバッケリーア)というタバコ屋でチケットを購入することができます。
ベネチアのおすすめ観光地
歴史的建築物
広場・公園・運河
- サン・マルコ広場 : ベネチアの中心にある賑やかな広場。歴史的建物に囲まれています。
- カナル・グランデ : ベネチアの主要な運河で、ゴンドラや水上バスでの移動が楽しめます。橋から見渡すだけでも満足できちゃう!
島・周辺地域
- ブラーノ島 : カラフルな家々が並ぶ美しい小島で、静かな散策が楽しめます。
市場・ショッピング
- リアルト市場 : 新鮮な食材や地元の特産品が揃う活気ある市場で、地元の雰囲気を感じられます。
- ベネチアングラス: ムラーノ島で作られる伝統的なガラス製品で、色とりどりの美しい工芸品が楽しめます。お土産にぴったり。



素敵な街並みに、ジェラート食べながら歩いているだけで満足できちゃいます!
ミラノ(4泊)


フィレンツェからミラノまでは高速列車またはバスで行くことができます。高速バスだと、およそ30ユーロ(およそ5千円)で2時間半で行くことができます。バスは、およそ15ユーロ(およそ2千5百円)と安く利用することができますが、4時間ほどかかります。
ミラノの基本情報
- ミラノの人口は約140万人。イタリアの都市の中で2番目に多い人口!
- ファッションとデザインの中心!ミラノは「ファッションの都」として知られ、国際的なデザイナーやブランドが集まる場所です。
- イタリアの経済の中心地で、多くの企業や金融機関が集まるビジネスライクな雰囲気あり!
- 歴史的な建築物と現代的なライフスタイルが融合し、活気に満ちた街の雰囲気を醸し出しています。
- スカラ座や現代アートのギャラリーが充実していて、イベントが頻繁に開催されています。
ミラノでの交通手段
ミラノの主な交通手段は地下鉄、バス、トラムで、公共交通機関が非常に発達しています。特に地下鉄は4つの路線があり、観光地やビジネスエリアへのアクセスが便利です。
ミラノのおすすめ観光地
宗教・歴史的建造物
- ミラノ大聖堂(ドゥオーモ) : 壮大なゴシック建築で、屋上からの眺めは圧巻です。
- サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 : レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」がある、歴史的な名所。
文化・アート
- スフォルツェスコ城 : ルネサンスの美術品が集まる、歴史的な城で散策が楽しめます。
- ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア : 高級ブランドが並ぶ美しいアーケードで、ショッピングやカフェを楽しめます。
自然・リラクゼーション
スイス・サンモリッツ(日帰り)


ミラノからスイスはとても近く、特にサンモリッツは日帰りで行くことが可能です。特にあの赤いベルニナ・エクスプレス(ベルニナ急行)に乗る旅が人気です。Get Your Guide 等を使用して、日帰りツアーを予約すると楽ですよ!



私はミラノ滞在中に1日日帰りでサンモリッツに遊びに行きました。ミラノにある観光案内所でツアーを予約しました。




サンモリッツの基本情報
- サンモリッツはスイスのアルプスに位置するリゾート地で、冬はスキー、夏はハイキングやマウンテンバイクが楽しめる自然豊かな環境です。
- サンモリッツ湖を中心に、周囲には壮大な山々が広がり、四季折々の美しい風景が楽しめます。特に、湖の周りの散策路は人気です。
- サンモリッツでは、自然の中でのんびりとした時間を過ごすことができ、スパやウェルネス施設も充実しているため、心身ともにリフレッシュできます。



イタリアに比べて気温がグッと下がるので、上着は必須。
サンモリッツでの交通手段
サンモリッツはコンパクトな街なので、主要な観光スポットは徒歩で簡単に移動できます。もし離れたスキー場などに行く場合はバスや鉄道が便利ですが、日帰りで行く場合は、そんなに時間がないので徒歩圏内で楽しむことをお勧めします。
サンモリッツのおすすめ観光地
サンモリッツは空気がとても澄んでいて自然がとても綺麗なので、外でのアクティビティがおすすめです!
- ベルニナ・エクスプレス: 壮大なアルプスの景色を楽しみながらの列車旅は、まさに絶景の連続で、心に残る体験です。
- サンモリッツ湖 : 透き通った湖面と周囲の山々が織りなす美しい風景の周りをお散歩するのがたまりません!
- ムオタス・ムライユ展望台 : 高所からのパノラマビューは圧巻で、特に夕暮れ時の景色は息をのむ美しさです。自然の壮大さを実感できます。



ホットチョコを飲みながらサンモリッツ湖の周りをお散歩したのが、たまらなく気持ちが良かったです!
都市間の移動に使った高速・バス会社


都市間の移動は基本的に高速列車またはバスですが、私は以下のウェブサイトを利用して予約をしました。
Flixbus
FlixBus(フリックスバス)は、ヨーロッパを中心に広がる大手バス運行会社で、手頃な価格で快適な移動を提供しています。広範なネットワークを持ち、主要都市や観光地を結ぶ便が豊富で、無料Wi-Fiや電源コンセントなどの快適な設備も整っています。簡単なオンライン予約システムと信頼性の高い顧客サポートがあり、多くの旅行者に利用されています。
Trenitalia
Trenitalia(トレニタリア)は、イタリアの国鉄で、国内の主要都市や観光地を結ぶ広範な鉄道ネットワークを提供しています。高速列車「フレッチャロッサ」や地域列車など、多様なサービスがあり、快適で迅速な移動が可能です。公式ウェブサイトやアプリから簡単にチケットを予約でき、環境に優しい移動手段として多くの旅行者に利用されています。
実際にイタリア2週間旅にかかった費用


私がイタリアを12日間旅した時はバックパッカー旅でしたが、合計で1,380ユーロ(およそ223,000円)かかりました。
費用の内訳:
- 航空券:430ユーロ(およそ7万円)
- 宿泊費:330ユーロ(およそ5万3千円)
- 交通費:190ユーロ(およそ3万円)
- 電車(都市間):150ユーロ(およそ2万5千円)
- 観光費:280ユーロ(およそ4万5千円)
- 奇跡的に航空券がとても安かったです(サービスはイマイチ)。
- 宿は基本的にAirbnbやホステル等、キッチン付きのところを選び、外食ばかりになるのを避けて節約しました。スーパーにある冷凍食品や朝ごはん用のヨーグルト、フルーツを探すのも楽しみの一つ!
- 私が使った宿は基本的に個室。バックパッカーが使うドミトリーを使うことでもっと節約が可能です。
バックパッカー旅と言っても、個人によってお金をかける部分とかけない部分には差がありますのであくまで目安です。
また、海外保険はいつも海外保険付帯のクレジットカードで賄うため、別途加入せずに節約します。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください!


まとめ
いかがだったでしょうか。
このイタリアの2週間モデルコースは、歴史的な名所や美しい風景、そして美味しい料理を存分に楽しむことができる旅のプランです。イタリアに来たら絶対に行きたい都市を網羅し、それぞれの魅力を体験しながら、お隣の国スイスの自然も堪能できるこのルートは、他の旅行者とは少し違った特別な思い出を作ることでしょう。
ぜひ、この記事を参考にしてみてくださいね。