【タイ・パーイ完全ガイド】行き方・観光・おすすめ|バックパッカーが沈没する癒しの秘境

私が初めてパーイの存在を知ったのは、初めてバックパッカーをした大学生の時。バックパッカー中に仲良くなった旅人におすすめされて初めて存在を知りました。

それから、行き合う旅人みんなが口を揃えて「パーイが一番印象に残っている街」「あまりの居心地の良さに思わず延泊してしまった」と言っているのを聞き、自分も行ってみることにしたのです。

日本人やバックパッカー経験者以外にはまだまだ知られていないタイ北部の秘境、パーイ。
バックパッカーの聖地と呼べるでしょう。

一度自分の目でパーイを見た今では、なぜバックパッカーがパーイにハマるのかがよくわかります。

今回の記事ではそんなパーイという村の魅力や観光スポットについて紹介します。

Yuka

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目次

パーイってどんな場所?沈没する人続出の理由とは

タイ北部、チェンマイから山道を超えた先にある小さな町

パーイはタイの北部にある小さな村で、チェンマイから車で約3時間ほどの距離にあります。美しい自然とリラックスした雰囲気で知られており、特にバックパッカーに人気のある観光地です。

冒頭でもお伝えした通り、パーイはバックパッカーにしか知られていない秘境です。

元々は少数民族の田舎町だったところに、美しい自然と静かな環境が観光客に注目され始めました。

特に1970年代から1980年代にかけて、ヒッピー文化の影響を受けたバックパッカーたちがパーイを訪れ、彼らにとってリラックスできる隠れ家的な場所として人気が高まりました。

今ではその居心地さに多くの欧米人バックパッカーが訪れては、沈没しています。

バックパッカー用語の「沈没」とは、旅行中にある場所に長期間滞在してしまうという意味です。もともとは短期滞在の予定だったのが、その場所の居心地の良さやリラックスした雰囲気に魅了されて、次の目的地に移動する気が起きなくなり、結局その場所に「沈没」してしまうのです。

のんびりした雰囲気、居心地の良さが旅人に人気

パーイの魅力は一言では言い表せません。というのもパーイにはいろんな目的で来る旅人がいるからです。

田舎町なのでのんびりできますし、自然が豊かなので自然好きにはたまりません。瞑想修行やヨガも有名でスピリチュアルな経験をしたい人もいます。バックパッカーの聖地として旅人同士の交流やパーティーを楽しみにくる方も多いでしょう。

そんな中、私は行き合う旅人達からのおすすめで行ってみたのですが、私にとってのパーイの魅力は、美しい自然の中に流れるゆったりとした時間や雰囲気でした。

パーイには何か特別なものがあるわけではないのですが、街全体の穏やかな雰囲気が訪れる人々の心を静かに癒してくれます。

ただ目の前に広がる景色や、その瞬間の出来事を心から楽しむ余裕を自然と与えてくれる、そんな特別な場所です。

一度行くと、多くのバックパッカーが沈没したくなる理由がよくわかると思います。

Yuka

日本で忙しい日々を過ごしていた私も、パーイを訪れた時、その穏やかさと自由さに、自分が日常の中で忘れていた大切な何かに気づかされたように感じました。

パーイの基本情報

通貨:タイバーツ(THB)。現金が主流。クレジットカードは一部の宿やカフェで使用可。ATMは中心部にあり。
言語:タイ語。観光客向けの場所では簡単な英語が通じます。
時差:日本より-2時間。
宗教:仏教。寺院が多く、露出の少ない服装が好まれます。
気候:日中は暑く、朝晩は冷えることも。乾季と雨季があり、乾季はカラッとして過ごしやすい。
ベストシーズン:11月〜2月。涼しくて観光しやすい時期。
ビザ:日本のパスポートなら30日以内の観光はビザ不要。
治安:穏やかで安全な町。ただしバイク事故が多いので注意が必要。

パーイへのアクセス方法と現地での交通手段

チェンマイからパーイへの行き方

パーイまでの行き方は、バンコクからチェンマイまで飛行機、寝台列車またはバスで行った後、チェンマイからパーイまではミニバンで行くのが主流です。

片道500円ぐらいで3時間ほどで到着します。
パーイ行きのチケット売り場と乗車場所は、チェンマイのチェンマイバスターミナル2です。ネットでの事前予約や宿によっては宿で予約を受け付けているところもありますよ。

PREMPRACHA TRANSPORTというバス会社が有名で、公式HPから事前予約が可能です。

チェンマイからパーイまでの道はバックパッカーの中でも地獄の峠道として有名で、762個のカーブがあります。乗り物酔いしやすい方は必ず酔い止めを飲んでおきましょう。

パーイではレンタルバイクが快適!

パーイの街中の観光は徒歩やレンタル自転車で完結できますが、パーイ周辺にある主な観光スポットは、パーイ中心部から少し離れたところにありまますので、徒歩では行くことが難しいです。

パーイ中心部から少し離れれている観光スポットを周る場合は、旅行者はほぼ全員、バイクをレンタルしています。

レンタルバイク屋さんは、街の中心部で簡単に見つけることができ、1日1,000円以下でレンタルが可能です。

レンタルバイクさえあれば、パーイ周辺の主要な観光地に行くことに困ることがありませんでした。

パーイのおすすめ観光スポット7選

パーイキャニオン

夕方になると、地元の人や観光客が集まる人気スポット。細くてスリルのある道を少し歩くと、目の前に赤く染まる山々の絶景が広がります。夕焼けに染まる景色は本当に美しく、パーイを訪れたらぜひ見てほしい場所です。

バンブーブリッジ(クンラムパイ橋)

緑に囲まれた田園風景の中に、竹で作られた長い橋がまっすぐ伸びています。橋の上をのんびり歩くだけで、気持ちがすっと落ち着く癒しの場所。朝や夕方は涼しくて静かなので、散歩や写真撮影にぴったりです。

ナイトマーケット

パーイの中心部で毎晩開かれる、にぎやかで楽しいナイトマーケット。ローカルのストリートフードやおしゃれなハンドメイド雑貨が並び、食べ歩きも楽しめます。旅人同士の交流も生まれやすく、夜の時間がちょっと特別に感じられる場所です。

温泉(ター・パーイ温泉 / サイ・ガーム温泉)

自然の中でのんびり浸かれる、パーイならではの温泉体験。ター・パーイ温泉は静かでリラックスした雰囲気、サイ・ガーム温泉は地元の人にも人気です。朝早くに行くと、人が少なくて静か。旅の疲れを癒すのにぴったりです。(ター・パーイ温泉 / サイ・ガーム温泉

ナムロート洞窟(Tham Lod Cave)

巨大な鍾乳洞をガイドさんと一緒にランプとボートで探検します。中には川が流れていて、洞窟の中をゆったりと進む感覚がまるで冒険のよう。パーイから少し距離がありますが、自然や冒険が好きな人にはとてもおすすめです。

パーイはどんな人におすすめ?

ゆる旅・自然・カフェ・沈没系が好きな人

パーイは、観光地をいくつも巡るような旅より、のんびり過ごす“ゆる旅”が好きな人にぴったりです!田んぼや山に囲まれた自然豊かな風景の中で、何もしない贅沢を味わえます。センスのいいカフェも点在していて、読書や日記、ぼーっとする時間も心地よい場所です。

ノマドや長期旅行者

Wi-Fiが使えるカフェやゲストハウスが多く、ノマドにもやさしい環境。ゆったりした空気感や安い生活費が魅力で、数週間〜数ヶ月滞在する人も珍しくありません。仕事しながら旅を続けたい人にとって、居心地のよさは抜群です。

よくある質問(FAQ)

パーイって何泊がちょうどいい?

観光で訪れる場合は3泊4日ほどがちょうど良いでしょう。ただし、バックパッカーの中には3泊の予定が気に入って2週間延長したという方もいらっしゃいますし、数週間長期滞在している方もいらっしゃいます。何もしないというのもパーイでのおすすめの過ごし方の一つ!

一人旅でも楽しめる?

もちろん、一人旅にもぴったりです!パーイは落ち着いた町で、観光スポットも徒歩圏内が多いので安心して過ごせます。カフェでのんびり読書をしたり、ナイトマーケットで地元の人と交流したり、自由に楽しめる場所です。また、周囲の自然に囲まれて、リフレッシュするには最高の場所です。

バイクの運転が不安…それでも大丈夫?

バイクの運転が不安な場合でも、他の移動手段を利用すれば大丈夫です!タクシーやソンテウ(共有バス)もあるので、バイクに乗らなくても問題なし。自分のペースで楽しめますよ。

まとめ|パーイは、旅の途中でふっと立ち止まれる場所

「ちょっと寄ってみたつもりが、気づいたら2週間いた」なんて声もよく聞くパーイ。

時間の流れがゆっくりで、どこか“帰ってきたくなる”ような不思議な魅力があります。

旅人が沈没(長期滞在)する理由が、訪れるときっとわかります。気になる方はぜひ訪れてみてくださいね。

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